いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

春一番はまだ

秦野へ出勤。4月からも引き続き水曜勤務でお願いしたいと言われる。三島の方からはまだ何とも言ってこないので、一応、水曜でお願いしますと答えておいた。三島の勤務が月、火、木になるといいな。そうしたら金曜は空きで、金、土、日と休みがまとまる。

今日の丹沢山は霞にすっぽり覆われて、頂にはまだ白い雪が残るものの、すっかり春本番の装いだった。麗らかな日差しを浴びながら駅に向かって坂を降りる。菜の花畑の鮮やかな黄色が眩しい。コートの前を広げて柔らかい風を入れる。何でもない日常の平凡に暖かく包まれながら、ささやかに生きてあることの幸せを思う。谷川俊太郎は詩に「皮膚の皺とたるみが年月の地図を描いているが/それに頼って行き着く目的地はただひとつしかなくて/そこを私はひそかにほんとうの夜の場所と呼んでいる」と詠んだ。これからも、ただひとつの目的地に向かって、年月の地図にいろんなことをどんどん書き込んでいくとしよう。ほんとうの夜の場所で明るく生きていけるように。
伊豆長岡駅で降りて、何はともあれ駐輪場の自転車の空気圧を確かめる。大丈夫、先週の金曜のままだ。バケツの水でパンクの原因を確かめていなかったから、もしかしたらチューブのどこかに極小さい穴があるかもしれないという疑念は少しばかり持っていた。空気が減っていなかったということは、原因はやはり、バルブの虫ゴムの劣化にあったということです。
向かい風を受けて狩野川の土手を走る。下田街道脇の空き地の土が渦を巻く。待望の春一番? と思ったが、吹き方が弱い。ネットのニュースでは、今日、北陸で全国初の春一番が吹いたという。ということは、今日の伊豆の風はやはり春一番じゃなかったんだ。この時期になってもまだ春一番が吹かないなんて、いくらなんでも遅すぎるでしょう。桜咲いちゃいますよ。
写真は、夕方、庭から摘んできた春菊と間引いた大根。今晩の酒のつまみです。6,363歩。春菊の胡麻和え和風パスタでしょ(あ)
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