いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

新しい道

伊豆から秦野へ出勤。伊豆から出勤の日は薪ストーブを燃やさない。火が消えるまで待つ時間がないから。序に石油ファンヒーターもつけない。ちっとも暖かくないから。暖房なしの状態で、ぱっぱと蒲団を押入れに突っ込んで、ぱっぱと洗顔を済ませ、生ごみをぱっぱとコンポストに放り込んで通勤服に着替える。そして、自転車に跨って曙の急坂を駆け下りる。駿豆線の踏切を横切り、狩野川の土手を、正面の富士山に向かって走る。このスポットがたまらなく好きだ。しかし、今朝の富士山は雲にすっぽり包まれていて、残念ながらその雄姿を仰ぐことはできなかった。

秦野駅でバスに乗ったら、窓に水滴が付着していた。路面も濡れていたが、未明に降ったであろう雨は止んでいた。そういえば伊豆の道路も濡れていたな、と思い返しながら窓外を眺めていたら、車体に雪を積んだ乗用車がすれ違った。そのうち、バスが坂を上るのに合わせるように周辺の地面が白くなってきた。へええ、秦野は雪が降ったんだ。バスを降りて丹沢方面を振り仰ぐと、山麓に厚い雲が鉢巻のようにたなびいている。初めて見る光景だ。盆地ならではの景色なのだろうか。自然が織りなす景色がこんなに変化に富んでいることに、今更ながら驚いてしまう。

伊豆長岡駅で始発の電車を待っていたときに目に止まったパンフレットを手にして、東駿河湾環状道路が2月11日に開通することを知った。この道路は将来的には下田まで延びるのだという。伊豆縦貫道と国道1号線がぶつかる三島塚原地区の工事状況から察して、もしかしたら今年中に伊豆中央道に繋がるかもしれないと予想していたが、こんなに早く開通するとは思わなかった。どの道、電車を利用する私にはさほどの影響はないが、下田街道から大型トラックがそっちへ回ってくれれば、バイクでの走りも多少は楽になるかもしれない。6,100歩。新しき道や河津の桜咲く(あ)

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