いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

孫が春の伊豆へ

孫を連れて伊豆へ。爽やかな春の風を車内に取り込みながら箱根を越える。七曲りを過ぎた辺りから黒ずんだ斑雪が所どころへばりついている斜面が見えてきた。あ、雪がまだ残ってる、とカミさんは敏感に反応。そうだ、この箱根の雪がカミさんの伊豆へ行く気持ちを凍らせていたのだ。孫が伊豆へ来るのは、去年の12月以来3ヶ月ぶりである。

箱根峠を越え三島へ下る道では、リュックを背負ったハイカーがちらほら見えた。富士見平から見る富士山が白く輝いて眩しい。ほら、富士山だよ、きれいだねえ、と後部座席の孫に声をかけたら、孫は二人ともぐっすり眠っていた。
フルーツセンターを過ぎて直ぐの交差点から、2月11日に開通したばかりの伊豆縦貫道に乗る。この道路は有料の伊豆中央道を経て、同じく有料の修善寺道路に通じる。先日、伊豆の国市の市議会の様子がFMラジオで実況中継されていたが、その中で、この道路が開通することによって、観光客は伊豆の国市を素通りし、直接、修善寺へ行ってしまうのではないかという懸念を述べる議員がいた。市長に答弁を求める前にあんたはどうしたいのよ、と突っ込みたくなったが、その懸念は分からなくもない。温泉の集客力に頼るだけではなく、様々なイベントを通して如何に観光客を伊豆の国市に立ち寄らせるか、そのことの工夫なりアイデアなりをみんなで絞り出していかなくてはならない、と市長は答えていた。市長の答弁ではないが、何もせずとも温泉客が集まる時代は終わった。これからは温泉プラスαを生み出していかなければならない。
FMいずのくにを聞いていると、伊豆の国市はイベントが盛りだくさんの市だとつくづく思う。ほぼ毎週のように何かしらのイベントを実施している。夏の花火大会なんて、大仁、韮山、伊豆長岡と三夜連続だ。ともかく元気な市である。その元気を持っていれば、高速道が修善寺まで延びても客は寄ってくれるだろう。市長は修禅寺と組んだ、伊豆市との広域観光を視野に入れた取り組みにも触れていた。それも良し。どんどん盛り上げて、元気もりもりの市にしてください。
写真は踊りながらアートに取り組む孫娘。この後、両手両足が絵の具だらけとなり風呂場へ直行。3,576歩。直感が爆発小さな芸術家(あ)
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