いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

冴え返る餃子並んでかちんこちん(あ)

 立春がすぎて、暦の上ではすでに春が来ているのに、ここ数日は強風が吹き荒れ、教室の窓から見える桜の枝もゆさゆさと大きく揺れている。
 梅も咲き揃い、これからだんだん暖かくなるかと思っているところへ、また寒さが戻ってくる。このことを歳時記では「冴え返る」という。あるいは「余寒(よかん)」とも。
 タイトルの俳句は、なるべく「今日の一枚」の写真を題材にして作ることを心がけているが、今回の場合、「餃子」と「冴え返る」とがどうしても結びつかず、またまた駄句になってしまった。
 私の作る句には深みがない。俳句は「軽み」を重んじる文芸だとはいえ、歳時記の作例に載っている句はどれも深みがある。そういう趣を句に滲ませたいと、あーでもないこーでもないと五七五をとっかえひっかえするが、我ながらいい句だと思えるような句を作れたためしがない。結局のところ、才能がないんだろうな。
 才能はないけれど、そこで諦めないところがなんとも往生際が悪い。ぐずぐずしないでさっさと諦めてしまえばいいものを、諦めないでだらだら続けている。「継続は力なり」と、それを金科玉条のように唱えるから始末が悪い。
 そうだな、才能がないならないなりに駄句を重ねていくか。まがりなりにもここまで続けて来たんだから、もう少し軽みを追究してみましょうか。駄句だって、作っていればいつかは奇特な方が秀句と認めてくれるかもしれない。
 いや、だからね、それなんだよ、そういうさもしい考えだから駄句しかできないのさ。もっと心を洗ってきれいにするところから始めないといけないね。

 はい、精進します。


【今日の一枚】冷凍餃子。

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 餃子は冷凍食品でよし。

 カミさんは餃子作りを得意としているが、作る手間隙を考えたら私は冷凍食品で十分だと思っている。ラーメン店の餃子も皆作り置きの冷凍だものね。

 冷凍餃子は冷凍庫に常備しており、晩酌のおかずに困ったときはこれを焼く。油をしかなくていいから、とっても楽ちん。


【書】「巨頭」きょとう(No.602)

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 「①大きな頭。②主だった人物。かしら。親分。巨魁(きょかい)。」
 「巨」は、直角に折れ曲がった物差し(さしがね)の形。→白川静『常用字解』
 「頭」の音符は、豆(とう)。豆は脚の高い食器の形。その形はまっすぐ伸ばした首の上に人の頭がある形に似ているので、頁(けつ=儀礼の時に頭に儀礼用の帽子をつけた人を横から見た形)に豆をそえた頭は、「あたま」の意味となる。→同
 「我」の一文字を金文で書いてみたが、どうも収まりが悪いので、これまで通り二字の組み合わせに戻した。


【タイムラプス】2月17日(水)5:53〜7:08の伊豆長岡の空。37秒。

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【新型コロナ】2/17(水)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→1,308(前日比 +343)
重傷者数→644(前日比 −14)
累計死亡者数→7,143(前日比 +101)