タイムラプス撮影をするのにデッキに出たら、どこからともなく鶯の鳴き声が聞こえてきた。
鶯の声を聞くと、いよいよ春がやってきたなあという感じがする。
鶯は「春告鳥」ともいう。
では、「春告草」は? 「春告魚」は?
「春告草」は、梅。
「春告魚」は、鰊(にしん)。
いろんな生き物がいろんなふうに春が来たことを知らせてくれる。
自然と共存するとは、こういうことなんだろうか。
ケータイを見たら、カミさんからsnsが入ってた。
天気が悪いので伊豆へ行くのを見送ります、だって。
やっぱりな。悪天候の箱根越えが嫌なんだ。やめとけやめとけ無理することはない。もう少し暖かくなったら来ればいいさ。
来るかなあ。果たしてそんな日がやって来るかなあ。
会おうと思えば会えない距離ではない。そういう場所に互いに住んでる。
体のいい別居生活だが、まあ40年以上も夫婦をやってるんだし、そろそろ互いに好きなことをやって過ごすのもいいかもしれない。少なくとも毎日むさい顔を見なくていいからストレスがたまらない。
こんな生活スタイルがあってもいいという生活をしている。夫婦だからといっていつも一緒にいる必要はない。互いに自由な時間を自由に過ごせばいいのよ。
いずれあの世とこの世に別れて暮らすことになることを思えば、今からひとりぼっちの生活に慣れておくのもいい。夫婦なんて、元々赤の他人がくっついただけなんだしよ。
【きょうの一枚】能登半島地震義援金幟旗。
募金箱を作ってくれる人がいるかと思うと、幟旗を作ってくれる人がいる。
何だろう、血が騒ぐっていうのかな、じっとしていられないんだね。
いずれにしても、ありがたいことだ。
【書】「顔」ガン・かお(No.1,688)
頁(顔)と、〓(ゲン。諺から言のパーツを取り除いた形。ガンは変化した音。美しい意)とで、額の美しいかお、ひいて、「かお」の意を表す。常用漢字は俗字による。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版)
【ディジタル画】『坊つちやん』その47(No.1,128)
江戸両国・回向院の相撲力士。
首が見えない。腿みたいに太い二の腕から強烈な張り手が飛んできたら、ひとたまりもなく吹っ飛んでしまうだろう。
【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.408)
明治の錦絵。
頭から丁髷が取れても、顔付きはどうしたって江戸のまんまだあ。
【タイムラプス】令和6年2月20日(火)6:13〜7:46の伊豆長岡の空。23秒。
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