やっと病院の定期検診に行けた。免許がないのでバイクに乗れない。移動は昔ながらの電車と徒歩。ああ懐かしい。伊豆と神奈川を行ったり来たりしていた頃は、もっぱら電車と徒歩で移動していたんだったよなあ。
定期検診の結果はあまり芳しくなかった。特にHbA1c値が前回に比して0.5ポイントも上がった。
薬を切らして飲んでいない結果が如実に現れた感じだ。だって、病院に行けなかったんだもん。薬を処方してもらえなかったんだもん。
どこへ行くにも徒歩しかなかったから、それで血糖値が下がったとばかり思っていたら、逆に上がっていた。薬を飲まなかったせいだ。薬の効果ってすごいね。飲むと飲まないとでは値がこんなにも違う。
職場健診がなくなったことで、大腸癌検査も頓挫していた。そのことを主治医に話したら、ならばうちで検査しましょうと言ってくれた。で、次回の定期検診ではそのデータを用意することになった。別に長生きしようなんて考えてないから大腸がイカれてもいいんだけど。
こう見ると、医療って、長生きさせて高齢者に金を使わせるようにできていることがよくわかる。口では健康で長生きしてくださいと言いながら、その実、せいぜい長生きしてもらって金を吐き出せと言っているようなもんだ。
その手は桑名の焼き蛤。なのだが、皆がこぞって長生きしてくれと頼むから、こっちも長生きしないと申し訳ないという気になっちゃう。でも、本当は違うんだ。早くくたばれこのクソジジイと裏で舌をぺろり出している図が私には見える。それが癪だから、何くそと踏ん張る。でも、寿命には勝てないんだよなあ。
ああ、長生きするもんじゃない。長生きすればそれだけ金がかかる。そのことを誰も口に出して言わない。
【きょうの一枚】伊豆長岡駅構内。
しばらく行ってないうちに、駅構内と、それに隣接する売店が改装されていた。
おしゃれなテーブルが置かれ、今日見た感じでは、地元の人というよりも、観光客の目を重視したレイアウトになっている。なんせ、世界遺産に登録された韮山反射炉の玄関口ですからね。市もかなり力んでいるのでしょう。
【書】「義夫」ギフ(No.1,443)
「①正義をかたく守る人。義士。②妻の死後、再婚しない人。」(『旺文社漢字典第2版』)
「義」は、羊(美しい意)と、音を表す我(ガ。ギは変化した音。きわだつ意→峨)とで、折り目正しく美しい意、転じて、よい、正しいみちの意を表す。
「夫」は、立っている人(大)の頭部に横線を加えて、人が成人し、冠をつけ、かんざしをさしている意、ひいて、一人前の男子の意を表す。
【ディジタル画】『彼岸過迄』停留所 三(No.883)
敬太郎は友人の須永宅を訪ねる。と、若い和服女性の先客があった。どんな女か気になる敬太郎。
ふと2階を見上げると、「障子がすうと開いて、青い色の硝子瓶を提げた須永の姿が不意に縁側に現れたので敬太郎は一寸吃驚した」。
「彼は咽喉の周囲に白いフラネル(フランネル)を巻いてゐた。手に提げたのは含嗽剤らしい」ところをみると、須永はどうやら風邪を引いたらしい。
【昭和の風景】163
宮部みゆきさんを出したら、京極夏彦さんを出さないわけにはいかないでしょう。二人は「鬼」について誌上対談をした間柄という。
京極夏彦さんの作品は、茅ヶ崎の養護学校勤務時代に同僚から読むよう勧められて本を借りたが、そのタイトルを失念してしまった。カッパブックス版の長編で、「ぷくり」という単語が印象に残っている。
百鬼夜行のおどろおどろしい世界を描かせたら、この人の右に出るのはいないでしょう。
【タイムラプス】5/31(水)6:32〜9:43の韮山方面の雨空。23秒。