いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

炎天の坂を「乗タク」乗りたくて(あ)

【今日の一枚】家へ続く道路の入口。

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 我がぼろ家に行くには、メイン道路を左折してこの坂道をゆるり右へカーブしながら道なりに上る。
 写真右下のモスグリーンの門扉の車庫には、以前「横浜」ナンバーの車が駐まっていた。神奈川と伊豆を行ったり来たりしているとき、あれ、横浜の人のお宅なんだと思ったことを覚えている。きょう、その方のお宅に「乗タク(乗合タクシー)」の応援紙を届け、玄関まで出てきた奥さんと少し立ち話をして帰ってきた。私が藤沢からこちらに引っ越してきた人だと言ったらなんと反応するだろうかと思いながら、でも言わなかった。
 車庫に車がないのは、高齢ドライバーになって免許証を返還し、今は車を運転しないからだという。
 普段は近所に住む子どもさんに頼むと子どもさんが車を出してくれる。それで買い物や病院に出かけたりしている。だけどしょっちょうも頼めないから、「乗タク」があるからとても助かってる。そうおっしゃってくれた。
 ありがたいね。こういう方がいらっしゃると応援のしがいがあります。若いうちはがんがん車を運転してても、ある程度の年齢になって運転免許証を返上すればたちまち移動手段がなくなるわけで、そうなったら路線バスの走らない地区にお住まいの方にとっては不便この上ない。「乗タク」の便利さをもっともっと広めないといけない。車を転がさない私なんかは特にそう思う。
 なくなって困るのは自分だから、なんとかこのサービスを存続維持させたい。そんな思いで応援しています。
 口では「高齢化社会」「限界集落」の到来を言うけれど、それがどれだけ身につまされる問題なのかは当事者になってみないと判らない。みんな人ごとのように捉えているけれど、人ごとではないんですよね。そういう問題が、今、全国各地で沸々湧いてきている。村会議員のなり手がいない村だって現にあるんだから。そういうところの行政サービスは一体誰がするの?


【書】「品庶」ひんしょ(No.1,174)

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 「人民。民衆。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「品」は、囗(物の意)を三つ合わせて、多くの物の意。
 「庶」は、もと火と、音を表す石(せき。「しょ」は変化した音。のせておく意→措)とで、火であぶる意を表す。借りて「もろもろ」の意に用いる。


【ディジタル画】『坑夫』 56(No.614)

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 2階の獰猛衆は仕事の交替時間だとかで階段を降りて行った。「自分」は広い部屋にたった一人取り残される。いや、一人じゃない。病人の金さんも一緒だ。
 「金さんの身体は一枚の布団の中で、小さく平つたくなつてゐる」。
 そこへ下からどやどやと二三人、梯子段を上がって来た。「泥だらけになつて、濡れてる」。「カンテラを抛り出す。着物を着換へる。ずしんずしんと降りて行く。又上がつて来る。かう云ふ風に入れ代り、入れ代りして、何でも余程来た。いづれも底の方から眼玉を光らして、一遍丈は屹度自分を見た。中には『手前は新前だな』と云つたものもある」。
 「底の方から眼玉を光らして」という表現が効果的。坑内から身体を黒く濡らして、眼だけ光らして上ってくる」坑夫の様がよく映し出されている。


【タイムラプス】9月4日(日)6:00〜7:57の伊豆長岡の空。29秒。

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【新型コロナ】9/4(日)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→123,100(前週同曜日比 −57,008)
重症者数→506(前日比 −33)
伊豆の国市陽性者数→48(前日比 +19)(静岡県HPより)