いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ストーブに七色炎立ちにけり(あ)

【きょうの一枚】二刀流のストーブ。

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 薪ストーブに、新たに対流形石油ストーブが加わって、我が家の暖房は二刀流になった。
 いやあ、温い温い。なんでもっと早く二刀流にしなかったかと後悔するくらい温い。いや、熱いくらいだ。
 対流形ストーブは熱気を上に押し流すから、その熱気が階段を這って二階へ上る。だから、二階の暖房は炬燵だけで済む。部屋干しの大量の洗濯物もたちどころに乾く。
 リビングから囲炉裏が消えたのは少なからず寂しいが、こと暖房のことを考えると、階下のストーブが2台になったことは大きい。
 これまでそこに陣取っていた囲炉裏は、灰を小スコップですくって漬物樽に収納し、ともにガレージに保管した。で、届いた石油ストーブをその後釜に据えた。
 灯油が一滴もなかったので、バイクを走らせて駅近くのホームセンターで買ってくる。18Lが1,926円もした。このご時世、薪も安くないが灯油もそれに負けないくらい高い。
 着火には単2電池を4本使う。単2電池はたまたま放課後児童教室支援員を辞するときに、餞別のつもりかなあ、4本もらってあったのでそれをセットした。
 いよいよ試運転。ダイヤルを回して着火。おお、炎がガラス筒にレインボーに映え写る。へええ、なかなかおしゃれ。これには学校から帰ってきた孫も仕事から帰ってきたママもご満悦。孫娘はオーロラみたいにきれいと言い、お兄ちゃんは部屋がだいぶ広くなったねと感想を漏らす。ママは見た目よりも暖が取れればそれでいい派。
 でも、やっぱり私は囲炉裏がいいな。囲炉裏の炭火で石焼肉をしたい派。


【書】「夙夜」しゅくや(No.955)

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 「①早朝から、夜おそくまで。②早朝、まだ夜の明けない時。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「夙」は、ひざまずいて仕事をしている形と、音を表す夕(せき=「しゅく」は変化した音。つつしむ意→粛)とで、つつしんで仕事をする意。借りて、朝早くの意、ひいて「はやい」意に用いる。
 「夜」は、月と、音を表す亦(えき=「や」は変化した音。かがやく意→皙)とで、月のかがやく「よる」の意を表す。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 76(No.397)

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 苦沙弥先生の浸かった湯槽はよほど熱かったらしい。その熱さにたまらず「一大長漢がぬつと立ち上がつ」て、「日盛りに破れ鐘をつく様な声を出して『うめろうめろ、熱い熱い』と叫ぶ」シーン。そこにニーチェの名が出てくる。
 ニーチェは『ツァラトゥストラはかく語りき』で若い頃挫折した哲学者。のちに再度チャレンジしたが、これまたあえなく撃沈。マルクスの『資本論』とともに、私にことごとく劣等感を植え付けた御仁である。漱石はこの『ツァラトゥストラ……』を英訳で読んでいたという。
 今回は肖像画を「Gガッシュ」で、字を「墨ブラシ」で書いた。

 
【タイムラプス】1月26日(水)9:42〜11:17の伊豆長岡の空。23秒。

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【新型コロナ】1/26(水)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→62,630(前週同曜日比 +30,440)
重症者数→444(前日比 +5)
累計死亡者数→18,570(前日比 +43)