いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

頰杖を幾度も仕事始めかな(あ)

今日から三学期。授業は明日からだが、仕事はてんこ盛り。

まず、書き初めコンクールに出展する作品の選考。書き初めは冬休みの宿題に課してあって、家で書いてきた作品から優秀なのを選んでいく。選ぶのは各クラスから1作品と決まっていて、私は2年生4クラスと特支学級を担当した。

これはたいして時間はかからなかったが、問題は、「自習室」チェック。これに相当数の時間がかかった。

「自習室」とは、高校受験の自宅学習を習慣づけるために用意された副教材で、主要5教科それぞれで複数ページが宿題に出されていた。そして、今日どさっと提出された「自習室」をチェックして明日までに返却しなければいけない。1/9(木)に県高校入試の参考とされる大事な学力調査テストがあるのである。

昼食弁当を挟んで、午後1時半までチェックの続きを行い、1時半からは教育課程編成会議。この会議で校長先生から来年度の学校運営方針が示される。なるほど、中学校はそんなふうにして今から来年度の準備をするのかと、これまでまったく蚊帳の外に置かれていた身には、その真髄を見た気がして新鮮だった。

教育課程編成会議の後は、学年部の会議。初日からいきなり会議のダブルヘッダー。

年部会議では、5月の修学旅行の準備と3月の感謝会の準備を主に検討。いつまでに誰が何をしなければいけないかが確認されていくが、いやあ、ともかく過密スケジュール。私の頭の中はまったく整理されないまま。何か手伝うことはないかと会議に参加するが、ほとんど4人の担任内で係分担が割り振られていく。これで、4月にいざ蓋を開けてみたら担任が替わっていたなんてことは大いにあり得ることで、そんなふうになったら一体どうするんだろう。

転任してきた人がいきなり担任に入ることは中学校ではざらで、それでも組織としてやっていけるんだから、中学校って本当にたいしたもんだと感心する。少なくとも私には、中学校の担任はとてもじゃないけど務まらないな。

 

【今日の一枚】今日の日めくりカレンダー。

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正月三が日は孫娘がめくりを担当していた。孫が小田原に帰った今は私がもっぱらめくる。

津軽弁で「しげね」という言葉がある。「寂しい」という意味である。「孫ど居なぐなれば、しげねぐなるきゃ」(孫たちがいなくなれば、寂しくなるねえ、の意)というふうに使う。

私が子どもたちを連れて帰青し、神奈川に帰る段になって(当時は神奈川に住んでいた)、母は決まってそう言って見送ったものだ。こうして日めくりカレンダーをめくりながら、そのときの母の「しげね」気持ちはどんなだったろうと慮っている。

 

【書】「命」メイ・ミョウ・いのち・いいつけ・さだめ(No.350)

▼甲骨文

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▼金文

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会意。令と口とを組み合わせた形。令は深い儀礼用の帽子を被(かぶ)り、跪(ひざまず)いて神託(神のお告げ)を受ける人の形。口は〓1(さい)で、神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形。神に祝詞を唱えて祈り、神の啓示(お告げ)として与えられるものを命といい、「神のお告げ、おおせ、いいつけ」の意味となる。生命(いのち)のように、「いのち」の意味に用いるのは、人の命は天から与えられたもの、神のおおせであると考えられたからである。また運命(幸や不幸のめぐり合わせ。さだめ)のように、「さだめ」の意味にも用いる。甲骨文字・金文では令を命の意味に用い、令が命のもとの字である。<『常用字解』より>

〓1(手書き画像)↓

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【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】1月6日(月)5:52〜7:28の伊豆長岡の空。24秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2756170261107500/?d=n