いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

あかあかの店を出づれば秋の暮(あ)

今日の放課後は校内研修。校内研修で何をするかというと、モデル授業案をもとにああでもないこうでもないと議論するのである。その資料のプリントがA4版4枚。これを用意するだけでも相当な労力だ。

検討は、「主体的な学びになっているか」「対話的な学びが取り入れられているか」という視点で行なってくれとのお達しだが、自身の授業を省みて何がいちばん欠けているかというと、実は、この二つの視点がいちばん欠けていることは自分でも自覚することろである。自覚してはいても昔からそうなのだから直しようがない。

こういう研修に出ていると、時代は変わった、もう私の出番はないと痛感せざるを得ない。老頭児(ロートル)は去るのみ、である。

今の中学校の先生方を間近で見ていると、精神的にも肉体的にも毎日ギリギリのところで踏ん張っているように映る。まるで余裕がない。朝早くから夜遅くまで、本当によく働く。4時間連続授業なんて当たり前だし、土日は土日で部活の面倒をみる。一体いつ教材研究しているんだろうと、いつも不思議に思う。

加えて来月からは、主要5教科の自習指導も入ってくる。それは、5教科の自習を自宅で取り組ませ(そのためのテキストを買わせ)、ちゃんとやっているかどうかを教科担当がチェックするというもの。週5日を5教科で割り振り、自分の授業が比較的少ない曜日にテキストを朝7時50分までに提出させ、評価をつけてその日に返却する。担任は水曜に道徳が入ってくるという理由で、担任でない私が水曜を担当することになった。だから水曜はいつもより早めの出勤になる。もちろん、そのための手当てはつかない。そして空き時間がなくなる。

そんなのが3月まで続くのかと思うと、頭がクラクラしてくる。

 

【今日の一枚】最寄りのソフトバンクショップ。

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勤務中に仙台のソフトバンクコールセンターから電話があった。履歴を見て知った。外に出て掛け直したら、これまで通話料支払いに利用していたカードが使えなくなるとの連絡を8月に送ったが、他の方法に切り替えたかどうかの確認のため電話をした、切り替えをしないままだと11月分以降は振込用紙で支払うことになる、ついてはその分の手数料が発生する、とのことだった。

私のiPhoneはauに切り替えてしばらく経つが、もう一つのカミさんの分がソフトバンクのままだった。

それで、ソフトバンクショップで支払い変更ができるというので、職場の帰りに最寄りのショップに直行して変更手続きをした。でも、カミさんの持っているiPhoneは私の名義だから、どっちみち私の財布が傷むことには変わりない。

【書】「内」ナイ・ダイ・うち(No.277)

▼甲骨文

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▼金文

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家屋の入り口の形。大きな木を組み、その上に屋根のある建物の入口の形である。屋根のない入り口の形は入である。金文では「門に入(い)る」を「門に內(い)る」としるす例が多いが、内は入口から入った「うち、なか」の意味に用いる。内心(心の中)・内省(自分の言動や思想を深くかえりみること)のように、心の中をいうときにも用いる。<『常用字解』より>

甲骨文の屋根の覆いの中のパーツは「人」ではなく「入」と意識して書いた。金文の覆いはわがぼろ家そのもの。一応シャキッと建っているように見えるが、いつ崩れてもおかしくない危うさがある。これはまさに私のおかれた今の状況そのもの。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】10月23日(水)5:17〜7:22の伊豆長岡の空。31秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2590987884292406?sfns=mo

偶然にも富士山の初冠雪を撮ることができた。初冠雪は去年より26日も遅いという。富士山の初冠雪は毎年のことではあるけれど、これから雪を頂いた富士を見ることができると思うと、朝起きるのが楽しみです。