キーボードで日付を「1205」と打って、今年ももう一ヶ月を切ったんだと改めて思う。こうして年年、いや、日に日に仮の宿りに住まう時間が減って行く。
今年の10大ニュースをまとめる時期になった。さて今年はどんな年だったかと振り返って、いの一番に頭をよぎるのは今の仕事のことで、これがトップに来るのは明らか。が、トップが強烈すぎて次が続かない。まあ、晦日までになんとかまとめましょう。
【今日の一枚】暖かい薪ストーブ。
カミさんが年末調整に必要な書類を持って伊豆へやってきた。職場の事務室からはファックスでいいですよと言われていたが、カミさんからは木金と仕事が休みなので直接持って行くと連絡があった。午後7時ちょっと前に家に帰ったら、カミさんが到着していて、「あたし、今来たばかり」と言いながら石油ヒーターのタンクに灯油を入れていた。
カミさんは薪ストーブの扱い方を知らない。教えても覚える気がないから今も知らない。だから、石油ヒーターで暖を取る。
土囊袋に入れてある庭木の小枝を薪ストーブの中に敷き、その上に針葉樹の細かい薪を積み、あとはガスバーナーで10秒ほど火炎を放射すれば点火する。火がついたら広葉樹の薪をくべる。たったそれだけのことなのだが、一向に覚えようとしない。
薪ストーブ点火は今季二度目。この、赤々と燃える焔(ほむら)。いい感じです。
本当は、鋳型の、耐火ガラスから炎がチロチロ見えるストーブに取り替えたいのだが、替えるとなると煙突もごっそり替えなくてはいけないし(煙突の規格が違う)、調理することを考えたら今のストーブの方が断然いい。
調理を採るか炎チロチロを採るか。カミさんに訊けば、問答無用で調理だというに決まっているから訊かない。私は調理ができてなおかつ炎チロチロを楽しめるストーブがあるといいと思っている。そういうストーブも実際あるにはある。が、ちょっとお値段がね、釣り合わなくて。それにデカいし……。煉瓦造りの武張った洋館屋敷ならいざ知らず、吹けば飛ぶようなボロ家にはどうも似合わない。
ということで、故障するまでしばらく今の薪ストーブで我慢することにします。でも、意外に頑丈で、なかなか故障しそうにないんだなあ。
【書】「兵」ヘイ・ヒョウ・つわもの・いくさ(No.320)
▼甲骨文
▼金文
会意。斤(きん)と廾(きょう)とを組み合わせた形。廾は左右の手を並べた形。斤は斧(おの)の形であるから、武器の斤(おの=斧)を両手で振りかざしている形が兵で、武器をいい、またその武器を手に持つ「兵士、つわもの」の意味となり、「いくさ、たたかい」の意味に用いる。戈(ほこ)を両手で持ち上げている形が戒で、戦いにそなえる、いましめるの意味となる。<『常用字解』より>
【温泉】一二三荘。
【タイムラプス】12月5日(木)5:41〜7:27の伊豆長岡の空。26秒。
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