いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

咲かずにはおれぬピンクのさつきかな(あ)

右肩の痺れがどうにも治らない。こうしてパソコンのキーボードを打っている最中もジンジン痺れる。昨秋病院で処方してもらった痛み止め薬を試しに1錠飲んでみたが、一向に効き目なし。また病院に行っても前回と同じことを言われるだけだと思うと、努めて病院へ行く気にならない。同じ処方の薬ならまだたんまりあるし、そうなるとますます行く気にならない。これは自然治癒を待つしかなかろうの持久戦。

そう思っているのだが、寝返りも打てないくらい痺れるとなると、痺れをどこまで我慢できるか自信がなくなってくる。

今日は未明に寝返りを打とうとしたらこれまでにない痛みが走り、目を覚ましたら枕元で大きな顔が私を覗き込んでいてびっくりした。痛みが幻覚を誘引したんだ。瞬間的に「うわっ!」とかなんとか声を発したはずだが、その声を私も誰も聞いていない。大きな顔は見覚えのある顔だったが、一瞬にして記憶から消えたので、誰の顔だったか覚えていない。男だったか女だったかも覚えていない。

時計を見たらまだ午前2時前。こんなことがあったらもう寝られない。そのままずっと朝まで起きていた。なんてこった。

 

【今日の一枚】ピンクのサツキ(杜鵑花)。

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6月に入ってから玄関アプローチの石段の脇に、ポツンと一つだけ咲いた。

ここのサツキは、下の枝が地を這って石段に10cmほど食い込んできていたのを、庭木の全体的な剪定をしたときに合わせて食い込んだ分を切ってあった。まさかこんなピンクのかわいらしい花を咲かせるとは思ってなかった。去年は確か咲いてなかったと思う。

去年咲いたのは玄関脇の白い「桐の光」という品種だが、こっちは今年咲いていない。咲かないのは竹の葉が上から覆いかぶさっているからだと気づいて、慌てて今日竹の葉をバッサリ切ったが、今頃切ってももう遅いって。

 

【書】「行」コウ・ギョウ・アン・いく・ゆく・おこなう・みち(No.145)

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十字路の形。大きな道が交叉(こうさ)している形で、人の行く所であるから、「いく、ゆく」の意味となる。このような十字路は、いろいろな霊の行き交(か)う所であるから、そこではいろいろな古代的な呪術(じゅじゅつ)が行われた。多くは衒術(げんじゅつ)といわれるような妖幻(ようげん)の術(人を惑わす怪しい術)である。十字路で行われる呪術には衒(てらう)・術(わざ)などがある。行は行くことから、広く行為すること一般をいい、「おこなう、なす」の意味に使う。<『常用字解』より>

何十回書き直しただろう。この一字を書くだけで1時間半は費やした。最初見たときは簡単に書けそうな気がしたが、いざ書いてみると、なかなかイメージのように仕上がらない。イメージはもちろん、舗装されない昔の往来だが、わざとゆっくり書いて雰囲気を出そうとすると、どうしたってわざとらしさが鼻について面白くない。普通のスピードに戻すと、今度はアスファルトで固めたようなのっぺらぼうになってしまう。

やっとこの字で、立ち小便する横丁やぺんぺん草の生える道端のイメージになんとか近づけたと思うがどうだろう。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】6月4日(火)4:56〜8:15の伊豆長岡の空。24秒。

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