いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

蚯蚓のたうつ草にまるまると(あ)

【今日の一枚】草取りをした家の北側。

f:id:jijiro:20190617085620j:image

先月、家の南側の草取りは念入りにやったが、北側は放ったらかしだった。北側はほとんど出入りしないから、つい手入れを怠ってしまう。隣家の増設部分(寝室として使っているらしい)の目隠しとして5年前に植えた月桂樹だって、植えたっきりでそのままだ。だけど、月桂樹って強いねえ。家の北側で日が遮られても健気に伸びて、今や風呂場の屋根の高さを抜き、頭が朝日に輝いてるもの。そろそろ葉っぱを乾燥させてローリエにしてみるか。

さて、北側の雑草です。雑草の親分は明日葉で、これが月桂樹の周りにうじゃっと生えている。先日、大きな栗畑氏が拙宅に碁を打ちに来たとき、駐めた車の周りが明日葉だらけなのを指して、おっ、あれが明日葉かと知った。それが明日葉なら、我が家の北側も明日葉だらけだ。

明日葉は伊豆諸島では特産野菜として栽培されるというが、我が家だとこれが雑草の親分になる。春先に若芽を摘んで天ぷらにして食うと旨いらしいが、憎き雑草として見るからか、私はまったく食う気がしない。鎌で刈ってゴミ袋に捨てても惜しいとも思わない。

明日葉が親分なら子分はハルジオンである。タンポポなら丈が低いから群生していてもかわいいが、ハルジオンは丈があるから、隣家との境界のフェンスを越えて頭を出す。出した頭を隣家の奥さんに見られているのかと思うと、庭の手入れを怠っているのを咎められているような気がして心安らかでない。そんなに気になるんだったらさっさと草取りをすればいいのに今までしていなかった。気にしたままで日を経てしまった。それは私が悪い。

それなのに一昨日は奥さんから梅の実をたくさんもらった。そして今日は、昨日の嵐のような雨も上がり上々の梅雨晴れ間。風は強いが、それとてずぶ濡れた雑草を速乾させる助けにはなろう。土が湿って柔らかいから根も抜きやすい。となれば、草取りをやるタイミングは今日しかない。

というわけで、やりました。45Lゴミ袋にして4袋分です。右肩の痛みはまだだいぶ残っていたけれど、痛みを押して3時間、長袖長ズボン麦わら帽子で頑張りました。

で、右肩の痛みですが、やや長引いています。自然に痛みが引くのを待っていたけど、痛み出してから2週間も痛みが続くのはさすがに長すぎませんか? 痛み止め薬はまだ残っているが、そんな薬は飲みたくない(3種類の糖尿の薬だけで十分)。痛いは痛いが飲まなくてもなんとかなる程度の痛みだから飲まない。我慢する。湿布薬の方は残り2枚。もう少しすれば痛みも治る気がするんだけど、湿布薬だけでももらいに、そろそろ病院に行ってみるかな。

そこで今日のアフォリズム。

<医術とは、薬屋に金儲けさせようとする金銭術のことである>

 

【書】「困」コン・こまる・くるしむ(No.157)

f:id:jijiro:20190617090942j:image

囗(い)の形の枠(わく)の中に木をはめて、出入りを止める門限(門のしきみ。門の止め木)の形。閫(こん=門のしきみ)のもとの字である。[晏子春秋(あんししゅんじゅう)]に「井里(せいり)の困」というのは村の出入口の門で、保安のために出入口の門が厳重に設置されていた。門に止め木を設置して出入りを禁止することから、困は進退に「くるしむ、こまる」の意味となり、のちすべてのことについて、苦しむ、困るの意味に用い、門の止め木の意味には閫を用いた。<『常用字解』より>

これは私が変化をつけるためにあえて「木」のパーツを右に寄せたのではなく、参照した甲骨文がもともと右に寄っていた。しかし、『古代文字字典』には、左にも上にも下にも寄った字形はない。右寄せだけ。なぜだろう。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】6月16日(日)6:40〜8:38の伊豆長岡の空。

強風で画面が乱れています。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2353974287993768?s=100001436582002&sfns=mo