いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

凌霄の花や平安姫御前(あ)

今の仕事を3月で終えれば、その後は無収入の年金頼み生活になる。蓄えがあればそれを取り崩して生活費にも充てられようが、そんな財は端からないのだからどうにもならない。こうなる前からもっとコツコツ財を蓄えておくべきだったと後悔したところで、今更どうしようもない。行き当たりばったりの計画性のなさがもとでこうなったのだから自業自得だ。
蓄えが尽きた頃合いでコロッと逝ってくれればいいが、そう都合よくもいかない。長生きはめでたいと一般的には言われるけれど、長生きするということはそれだけ生きるための費用がかかるわけで、そう考えれば、どうも長生きも単純にめでたいとは言えなくなってくる。やはり、いい頃合いに「コレデオシマイ」と逝ってしまうのがいちばんいいのではないかと思うがどうだろう。
とはいっても、思い通りに行かないのが世の常で、意に反して長生きしてしまったときのために、少しばかりでも小遣いを稼ぐことを考えた。
好きなことをやって、それが小遣い稼ぎになるのなら、それに越したことはない。
絵はどうだろう。今、独学している絵で力を蓄えた暁には、それで少しばかりの小遣いを得られないか。雑誌の挿絵なんかはどうだろう。ああいうのってどれくらいの収入が得られるんだろう……。
「捕らぬ狸の皮算用」ですね。やめときましょう。実力も実績もないくせに何を寝言ほざいてるんだ。能天気もいいところだ。
でもね、1%だけ、来年4月からの有り余る時間をそんなのに当てられたらいいだろうなという思いもあったりします。


【写真】ノウゼンカズラ(凌霄花)。

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ミニトマトを買いに管理事務所に寄った帰りに、近所のお宅のフェンスに這っているのを撮った。
凌霄花は、中国原産で平安時代にはすでに栽培されていたらしい。『本草和名』(918年)に「乃宇世宇(のうせう)」の名があるという。<https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-918
結構古くから栽培されていたんですね。平安貴族の庭先にも咲いていたのだろうか。貴族の姫御前たちは、この花に異国の匂いを嗅いでいたのかもしれない。


【絵日記】上野愛咲美女流棋聖(No.35)

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髪の毛をいつもより丁寧に描いてみた。逆に、頬のふっくらした若々しい感じをうまく表現できず、のっぺりと平たくなってしまった。髪の毛と同じようにもう少し丁寧に描くべきだった。勉強、勉強。


【タイムラプス】6月18日(月)5:25〜7:37の伊豆長岡の空。32秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216648946958282/