いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

かつて僚今は朋にて蓬餅(あ)

【写真】餅搗きは「こね」が大事。

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いずぃなり会の2日目の恒例となった餅搗き。神奈川に戻ってから仕事が待っている(日曜なのに)車組2人のために、餅搗きの時間を早める。
今回用意したもち米は2kg。去年は3kg搗いて、食い切れずに土産にだいぶ持ち帰ってもらったので、今年は2kgに減らした。それでも食い切れずに、余った餅はやっぱり持ち帰ってもらったのだが……。
もち米は午前6時過ぎから蒸し始めた。そのうち起きてきた二人に蓬摘みをお願いする。
そろそろ米が蒸けた頃合いになったが、蓬摘み隊が帰って来ない。どんだけ遠くへ行ったんだろうと心配になって道に出たら、ちょうど二人が摘んだ蓬を手に戻って来るところだった。
蒸けたもち米をコンロから降ろし、蓬をゆがく。ゆがいている間に餅搗きは始まった。交代交代でこねて搗いての共同作業。餅搗きはこれがいい。大勢が集まって朝からワイワイやるのがいい。搗き終わった後のビールも最高。臼と杵がある限り、餅搗きはずっと続けていきたいな。
搗いて、そろそろ米粒が餅になりかけたあたりで、ゆがいた蓬を餅に混ぜる。今回は普通の白い餅をやめて、全て蓬餅にすることにした。先に白い餅を取り、臼に残った半分の餅に蓬を馴染ませるには、餅の量からして搗きづらいと思った。それで今年は白い餅をやめた。蓬を投入してから、またしばらく交代でぺったんぺったんやって、8時前には搗き終えた。手返しをしながら、ぷ〜んと香る蓬の香が鼻をくすぐった。
搗き立ての餅を2階デッキに運び、雲ひとつない青空にそびえる富士山を眺めながら、まずはビールで乾杯。あんこ、きな粉、大根おろし、納豆で、さて食うぞと器の餅に箸を入れようとするが、とてもじゃないが箸なんかでは千切れるどころか折れてしまいそう。ならばと木べらを持ち出しえいやっと持ち上げるが、1m持ち上げても千切れないほど強い粘り。これだけビロ〜ンと伸びる餅を他に知らない。
それでとうとう自分の皿に盛る分を手で直に千切ることにした。が、今度は餅が手にベタベタくっついて、手が餅だらけの有様。みなさん、たかが一口の餅を食うのに苦労していました。それもこれも、搗き立ての餅を入れる器に水を足さなかったことからくる失敗。まあ、来年はそうならないよう気をつけます。
今年はもち米を去年より1kg減らしたが、それでもだいぶ食い切れずに残った。朝食にメロンパンとピザを食ったからなあ。朝早くに餅を搗くんだったら朝食を抜くくらいがよかったかもしれない。
日曜仕事組が午前9時に車で帰り、特に仕事のない組は、また来年の再会を期して昼前に伊豆長岡駅へ向かった。
いずぃなり会も今年で6回目。毎度毎度のことながら、繁忙のこの年度末に伊豆を訪ねてくれることを嬉しく思う。たまたま一緒の職場で、たまたま一緒の学年団で、今は散り散りになってしまったけれど、会うぞと声をかければこうして集まってくる朋友がいるって、やっぱりいいですね。あと何年続けられるか判らないけれど、せんべい汁に舌鼓を打ちながら囲炉裏を囲み、共に過ごしたあの時の思い出を、これからも語り合っていけたらいいと思う。
また来年も桜の季節に会いましょう。

【タイムラプス】3月25日(日)17:27〜18:25の伊豆長岡の空。28秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215955983474628/

【歩数】3,793歩。