先日、田京の床屋に行ったとき、中伊豆の貴僧坊水神社の湧き水を沸かしてコーヒー飲むんだと話したら、私の髪をカットしてくれたお母さんが、貴僧坊は知らないけれど西伊豆町にある天城の深層水なら汲みに行ったことがあります。そこでは1000mの地下から汲み上げた水を100円で売っていて、だいぶ遠くからも来ているようですよ。結構人気らしいです。その水は2年半は持つとか言っていました。へええ、そこへはどうやって行くんですか？ 私は松崎から上って行きました。湯ケ島からも回れるけれど道が狭くくねくねしていて走りにくい…。
よおし、湯ケ島からも行けるのならば、どんなところかバイク(原付)で行って見てみようということで今日行ってみた。そうしたら折れる道を間違えて土肥に出てしまった。国道59号線を走らなければいけないのに、国道136号線を走っていたのだ。走りながら、話に聞いたのとは違って広くてずいぶん走りやすい道だなとは思った。道を間違えたかもしれないと途中で気づいたが、何そのうち上りきれば西伊豆スカイラインに当たるだろうと踏んでそのまま走った。
ところが上りきったところはトンネルで、トンネルを抜けると道は下りになり、下りはそのまま土肥の港まで続いた。こうなったらしょうがない海岸沿いを松崎まで走ろう、それで床屋さんが言っていたルートで松崎から深層水を汲み上げているところまで行こうと決めた。そうして走り始めたら、ほどなくして「恋人岬」の案内が見えた。時計は午後1時を少し回ったところ。夕方には平塚で元同僚と呑む約束があって午後3時までには伊豆を出たい。地図で確かめたら深層水のそこまではまだだいぶある。これは無理だな。深層水は諦めようまたにしよう。というわけで、恋人岬に立つだけ立って鐘も鳴らさず来た道をとんぼ返り。夕方に予約があって今日は無理かなと思いながら家を出たが、やっぱり無理だった。
徒歩9,260歩。自転車33kcal。
写真は、恋人岬。行くつもりじゃなかったのに、道を間違えて行ってしまった。ここから見る富士山もなかなかとのことだが、今日は曇りで見えなかった。恋人のいない岬の春の波(あ)
