いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

仲秋の名月は見られず

藤沢から三島へ出勤。今日は茅ヶ崎で座れず、平塚でなんとか座れた。辻堂駅で乗車したときに私の隣の吊革をつかんでいた人は、その立ち位置からして空席狙いだとピンと来た。私を奥の空いているスペースに詰めさせないようにブロックしているふうなのだ。果たして、電車が茅ヶ崎駅ホームに入って席が空くと見るや、さっと身を翻して、背を向けていた側の座席を獲得した。電光石火の早業である。前の並びの席の人は茅ヶ崎では誰も降りなかった。私の隣に立っていた人は、それを素早く察知して、背後の空席狙いに目標を変え、みごとに達成した。後ろに目がついているとしか思えない神業であった。
午前の仕事を終えて職場を出ると、小雨が降っていた。月曜の昼食は田京の「大連」という中華料理店で摂ることが多い。月曜は日替わりランチが20%offで食えるから。しかし、今日は雨。雨の中を伊豆長岡から田京まで自転車を漕ぐ気はしない。そこで、雨の降り止むのを期待して、伊豆長岡のガストで雨宿りをすることにした。長居をするにはファミレスが一番。誰に気兼ねすることなく2時間でも3時間でも平気でいられるのがいい。夏休みの期間は、参考書を広げる高校生の姿が目立ったが、高校生にとって、ファミレスは今や図書館替わりになっているようだ。ドリンクバーを頼めば好きなだけおかわりできるし、ソファーも座り心地がいいとなれば、わざわざ図書館に行く必要がない。集中すれば周囲の雑音なんて気にならない。逆に図書館の静寂の方が、咳を一つするのでも気兼ねするし、落ち着かなかったりする。さすがに今日は、学校が始まったから店内に高校生は一人もいない。その代わりといってはなんだが、主婦らしきグループが多かった。男性客は私も含めて数人しかおらず、ほとんど女性専用貸切状態。ファミレスはご婦人方のコミュニケーションの場としても、なくてはならないものになっているようだ。
ガストで2時間粘ったが、一向に雨の止む気配はなく、さらに強まるといけないので、小雨の中を自転車で戻ってきた。夕方、富士山を夕焼け雲が覆ったが、家の方はまだ雨が降り続いていた。だもんで、仲秋の名月は残念ながら見ることができなかった。6,474歩。
写真は、孫娘が作った紙飛行機。昨夕、ママが迎えに来て小田原に帰るときに置いていった。操縦パイロットとミサイルを搭載している。ときどき、幼児の、こうした思いもよらぬ発想に驚かされることがある。柔らかなひらめきをもて木芙蓉(あ)
f:id:jijiro:20140909022943j:plain