いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

茅ヶ崎から友が来る

茅ヶ崎の友が二人、伊豆のぼろ家を訪ねてきた。一人は来年古稀を迎えるという、茅ヶ崎の職場で一緒だった人。もう一人は私より2歳ばかり年上で、平塚の職場で一緒だった人。それで、このお二人は、私が知り合う前に、鎌倉の職場で一緒だったという関係で繋がりあっている。
二人は地元茅ヶ崎の同じスポーツジムに通う仲間でもある。今日はそのスポーツジムで仲良く汗を流した後、小田原駅で私が秦野から到着するのを待って合流する手はずになっていた。下りホームで久闊を叙し、熱海行きの下り電車に乗り込む。二人は私がどんなぼろ家に住んでいるのか興味津々のようで、家の様子をあれこれ訊いてくる。訊いてくれることが嬉しくて、これまでの修繕具合やら何やらを答えていくが、百聞は一見に如かず、後は見てのお楽しみということで、夕食までの動きを確認する。
伊豆長岡駅に着いたら、まず、露天風呂にでも浸かってみますかと温泉を勧めたが、ジムでひと風呂浴びてきたばかりだし、別に温泉に入らなくても構わないという。それに雨も降っているし、ということで、スーパーで買い出しを済ませ、タクシーで家に直行することにした。で、三島田町駅で途中下車し、駅隣接のスーパーで買い物をする。田京のいつも利用するスーパーでもよかったが、そこだと駅から傘をさして移動することになるので、傘をささなくてすむ三島田町のスーパーを選んだ。私はせんべい汁の具、二人の友は、朝食用の食料と酒類を買った。
田京駅でタクシーに乗る。雨は一向に止む気配がない。行く先の目印になるホテル名を運転手に告げたら、運転手はそのホテルの存在を知らなかった。この地でタクシーを乗り回してまだ日が浅いらしい。そこで、助手席に乗り込んだ私がナビゲーターとなって家まで導くことにした。後部座席に座った友人が、(運転手さんの)ご出身はどちらですか? と質問をしたら、伊豆の国ですとのこと。かのホテル、どうやら地元の人にも知られていないマイナーなホテルらしい。
宴会は夕方5時過ぎから始まった。せんべい汁の鍋を自在鉤に吊るし、その下に金網を敷いて鮎の開きを焼く。乾杯のビールは友が持参した「よなよなエール」。軽井沢の地ビールという。「冷ヤシ過ギルベカラズ」との注意書き通り、冷蔵庫で冷やさないで飲む。ホップがやや前面に出て、コクのある苦味が特徴的なビールだった。乾杯の後は「インドの青鬼」。これも軽井沢の地ビール。こちらは更に苦味が濃く、かなり個性的な味。でも、こうして冷やさないで飲むビールが元来のビールの旨味なんだろうな。その後は、土佐の「酔鯨」、台湾の「日月小米酒」と注ぎ注がれ、秋の夜長に旧交を温めたことであった。4,283歩。
写真は、台湾・日月潭の小米酒。瓶のラベルに「酒精濃度4%」とある。原料が粟の濁り酒で、味は焼酎のヤクルト割りといった感じでしょうか。キャップがピンクで、見るからに女性好みの酒。実際、台湾の女性には人気なのだという。友来たり手に台湾の濁り酒(あ)
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