いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

高校のクラス会に出席

高校のクラス会に出席。去年の同じ頃に、高校の同期に卒業したメンバーが集う会があったが、その折、10クラスあった中で参加率がトップだったことに気を良くした幹事が、これなら来年は単独でクラス会ができるね、ということで今回のクラス会開催となった。参加者は14名。去年より5名少ないが、まあこんなもんでしょう。
クラス会の会場は、なんと、ホテルから歩いて数分のところ。「大工町寺町米町仏町老母買ふ町あらずやつばめよ」と詠んだ寺山修司が通った小学校が近くにある。この界隈は、寺山修司が小中学校時代を過ごしたテリトリーであり、歌に詠まれた米町が、今は酔客を呼び込む歓楽街となっている。ちなみにここの小学校の卒業生にプロスキーヤー三浦雄一郎、女優の故北畠谷栄がいる。
その小学校の西側の通りを海に向かって歩けば会場の居酒屋に出ると予習していたのに、途中で道が分からなくなってしまった。幹事の携帯に連絡を入れたら、横に曲がらなければいけない交差点を直進したことが分かった。知ったかぶりはいけません。5分遅れで会場に到着。
クラス会の席には、4名のクラスメイトの遺影も参加した。世話役の幹事から、遺影に収まったクラスメイトにまつわる思い出を話してくれと振られ、T君の話をした。同級生が女将さんをしている知床のホテルでプチ・クラス会をした時のこと、その時、奥さんを紹介されたこと、とても元気そうだった彼が、ほどなく他界したこと、その知らせをしてくれたクラス会の幹事が言った「灰になてまたじゃ」という言葉に、やり切れなさ、無念さを覚えたこと、などなど。こうしてかつてのクラスメイトと元気に酒を酌み交わす機会は今年限りかもしれない。来年もまた元気で会おうなんて言いながら記念撮影をしたけれど、来年も元気かどうかの保障は何もない。生きているうちに、そう、生きているうちに会いたい人と会っておくんだ。5,090歩。
写真は、今回宿泊したホテル。青森の実家が取り壊されて以来、青森に泊まる時は、いつもこのホテルを利用する。朝食バイキング付きで税込4,100円は安い。駅から15分ほど歩くが、ホテルの周辺は飲み屋が多く、夜ともなれば酔客をたぶらかすネオンが瞬く。女狐の誘う灯りの真夏の夜(あ)
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