いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

台風が無事通過

昨日、九州に上陸した大型台風8号は、太平洋岸を舐めるように東進し、伊豆半島に再上陸する勢いだった。暴風雨をまともに食らって、伊豆のぼろ家が果たしてどれだけ耐えられるか。庭の小菜園の野菜がなぎ倒されるのは仕方がない。その程度の被害で済むなら良しとしよう。問題はこのぼろ家が、どこまでダメージを受けるかということだ。前のオーナーの話だと、台風で屋根瓦が吹き飛ばされたことがあるという。そのときの雨漏りで天井が傷み、ほれ、こうして新しく板を張り替えた、と和室の天井を指して教えてくれた。屋根瓦が吹き飛ぶくらいならまだいい。良くはないが、腐った柱が強風に耐えきれず、そのまま倒壊してしまうかもしれない。可能性が充分あるだけに、実はそのことをいちばん恐れていた。

だからといって、そのための対策を取ったわけではない。というか、取りようがない。そうなればなったで諦めるしかないと腹を決めた。ただ、倒壊した家に押し潰されるのは無残すぎるので、その兆候が見えたら即刻避難できるよう、気持ちだけは準備して寝た。
ところが、台風は寝ている間にいともあっけなく伊豆半島の南を通過して行った。気象庁がわざわざ特別警報の発表まで行なった台風だったが、九州上陸後は速度を速め、東進とともに勢いが急速に弱まっていったようだ。午前3時に目を覚まし、あまりに外が静かなので、気象庁のホームページで台風情報を確認してみた。そうしたら、「台風第8号の中心は、11日2時半頃に、伊豆半島南部を通過しました」(第121号発表)と出ていた。こっちは直撃を覚悟して身構えていただけに、何だか肩透かしを食らった気分。でも、とりあえず何事もなく台風が通過してくれてホッとした。
今回は無事に済んだが、しかし、秋口にはまた台風が襲ってくる。抜本的対策を練らなければいけないとは思うのだが、その対策が思いつかない。究竟の手段は家を建て替えることだが、それはできない。ログハウスの展示場が韮山反射炉入口の交差点にあって、そこを通る度にログハウスに住んでみたいと思わないではないが、それは叶わない。台風にしろ、地震にしろ、天災で今のぼろ家が倒壊するとしたら、それは運命ととらえるしかないと思っている。「あるいは露落ちて花残れり」ということがあるかもしれないし。8,856歩。
写真は、雨上がりのウッドデッキでポーズを取る孫。家屋が倒壊しても、このウッドデッキだけは残りそう。天災は忘れなくてもやってくる(あ)
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