いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

吹き抜けに簾を張る

大型の台風8号が、今朝、九州に上陸した。その影響で、伊豆も朝から断続的に雨が降る。雨が降り止んで晴れ間になったかと思うと、大粒の雨が突然降ってきたり、坂の上では雨だったのに、坂を降りると路面が濡れていなかったり、といった状況が朝から晩まで続いた。

今日は恐らく一日中家に閉じ込められると思い、玄関の吹き抜け部分に簾を張ることにした。以前にも、壁の部分に簾を張ってはいたのだが、屋根の裏側の垂木が露出したままになっていた。今回はその部分に簾をあてがって隠してしまおうというわけ。簾は100円ショップで幅45センチ×丈112センチのやつを9本買っておいた。簾の幅は普通90センチだが、45センチ幅だと作業がやりやすいし、第一、裁断する手間がいらない。9本という中途半端な数は、他に欲しい一品があって、それと合わせて1080円にしたかったという、ただそれだけのこと。一円玉で財布を嵩張らせたくなかった。
屋根の裏側の高い部分の梁に、木ネジで簾を止めていく。そして、軒先側の低い部分の両端に木ネジを打ち、針金を這わせる。這わせた針金に垂れた簾の裾を乗せる。これを5回やって何とか垂木を覆い隠すことができた。しかし、5枚の簾の裾の丈が揃わない。また、編まれた茎が真ん中で折れているのもある。まあ、この辺りは、さすが100円ショップということで目をつむるしかないですね。
それにしても、玄関の吹き抜け部分は、すきま風が入らないように穴という穴をすべて塞いだから、当然ながら風が通らず、暖気が淀んでムンムンする。梯子に上ると、頭部と脚部の温度差がはっきり分かる。冬場のすきま風を防ぐためにそうしたのだが、『徒然草』ではないが「家は、夏をむねとすべし」で、風の通り道を作っておくべきだったかなあ。なあに、その気になれば、ためらいなく壁に穴を空けられるぼろ家だから、とりあえずは様子見といこう。
午後は読書。司馬遼太郎の『項羽と劉邦』(上巻)を読む。就職したての頃に一度読んだことがあるが、今回は文庫本ではなくiPadアプリの「i文庫HD」で読んだ。iPadを専用のスタンドに立てて、晩酌をしながら画面ワンタッチでページを繰ることができるのはとても楽チン。読書スタイルも随分様変わりしたけれど、紙にしろ電子にしろ、臨場感溢れるその筆致は、相変わらず人を惹きつけてやまない。2,354歩。
写真は、狩野川記念公園から見た城山。手前の狩野川では二人ほど鮎釣りを楽しんでいた。台風の傷跡深き鮎の川(あ)
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