いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

108円と105円の本

久々に辻堂駅前のブックオフへ行き、コンピュータ関連というか、情報系の新書を10冊ほどまとめ買い。支払いのレジで不思議に思ったのは、値札のシールが108円と105円の2種類混在していて、105円のシールが貼られた本は表示そのままの価格で処理されたこと。105円のシールは、先月末までに108円のシールへの貼り替えが間に合わなかったものと思われるが、当然、それらも含めて全て消費税8%扱いだと思ってレジへ持って行ったので、105円のままだったのはちょっと意外だった。やろうと思えば先月中に全本108円のシールを貼れたはず。実際、早くからその準備作業をしている姿は見て知っている。それが消費税切り替えに間に合わなかった。それって、ルーズな勤務体制と見られても仕方のない失態だと思うのだが、どうだろう。なぜ、108円に揃えられなかったのか。それが不思議だというのである。まあ、こちらとしては、108円の本が105円で買えたので別に文句はないのだが。

今回買った本のうち、西田宗千佳著『クラウド・コンピューティングウェブ2.0の先にくるもの』(朝日新書)を流し読み。著者はクラウド・コンピューティングを、ネットの持つ力を活用した新しいコンピューティングの方法、と定義づける。5年前の2009年に出版されたが、今では殆どこの本で述べている通りに事態は進行している。無料のストレージサービスも合計50GBもの大容量を使えるようになったし、プリンターを持たなくてもコンビニでプリントアウトできるようになった。私としては、これだけでもう十分なのだが、さらに向上を続けるとすれば、これからのコンピュータはどの方向に向かって行くのだろうか。著者は言う。クラウドによって、データの保持と管理という重責がパソコンからなくなることで、パソコンの使い方はかなりシンプルになるだろう。修復が厄介なトラブルも、パソコンを出荷時状態に初期化すれば済む。アプリケーションとデータの多くがネットの向こうにあるから、さほど手間はかからない。結果、パソコンの処理能力やハードディスクの容量を重視する人は減り、コンパクトさや消費電力の少なさ、ユーザーインターフェイスの快適さを求めるようになるという。多分そういう方向になるだろう。いや、もう既にそうなっている。5,796歩。
写真は満開の山桜を見下ろし、柔らかい春の陽射しを浴びながら、さて、コーヒーでも飲もうかという構え。先週撮った。ゆく春やコンピュータは雲の中(あ)
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