いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

魚焼き網でトースト

昨日訪ねてきてくれたバイク三人衆と、2階デッキに上がってトーストとコーヒーで朝食。我が家にはオーブントースターなんて洒落たものはないから、魚焼き網で厚切り食パンの表面をほんのり焦がしてトーストとする。

実は、今回の訪問者を迎えるにあたって、そろそろトースターを買わなければいけないかなとは思っていた。どうせならオーブンではなく、焦げ上がったら2枚揃ってピョンと飛び出す、昔ながらのトースターがいい。そう思って、電器屋を幾つか当たってみたが、今時そんなトースターを置いてある店はどこにもなく、どの店も扱っているのはオーブン型しかなかった。表面を焦がすだけだったら、別にトースターがなくたって魚焼きの網で十分だろうと思い直し、買うのを止めた。
因みに、魚焼き網でネット検索をしたら、板前が教える和食のコツというホームページが引っかかった。それによると、魚を焼く時は、ガス台のグリルとかオーブンとかを使ってはいけないのだそうな。理由は、上火だから。上火だと魚の旨味でもある水分を無駄に飛ばしてしまうことになる。魚は下火で焼くに限る。スーパーで買える石綿(あるいはセラミック)入りの焼き網で十分。旨味を閉じ込めて、見た目も美味しい焼き魚に仕上げるためには「強火の遠火」で焼き上げる。これを焼き台無しで家庭で実現する方法は、焼き網を二つ用意し、二重に重ねて火力を上げればよい、とある。なるほど、なるほど。これだとガス台のグリルは要らないな。掃除も大変だし、第一、炎の出具合が不安定(時折ボッと音がして炎が消えるので、カミさんが怖がって使いたがらない)だし、よし、これからはグリルを使うのは止めよう。
幸い、底がセラミックの魚焼き網があったので、それで食パンを焼いてみた。いい感じに焦げ目がついて、おお、トースターで焼いたような仕上がりだ。もうこれで、トースターを買おうとは思わないでしょう。これからは魚もこれで焼くことにします。
デッキに上がり、柔らかい春の陽射しを浴びながら、大きく聳える富士山を眺める。直ぐそばに鶯のさえずりを聞き、こんがり焼けたトーストを口に含んでコーヒーを飲む。そして、かつての教え子たちに囲まれながら、今ある幸せを噛みしめるのでした。1,564歩。
写真は庭の山桜。5分咲きくらいでしょうか。教え子と至福の朝を噛みしめる(あ)
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