いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

バイクの三人衆

気候もだいぶ暖かくなってきたし、乗っ込みのクロダイ狙いの釣り人もだいぶ出ているのではないかと予想して、沼津の414号線沿いの各堤防を下見してきた。まず、一番近い内浦港。午前9時を少し回ったところだったが、堤防には一人もいなかった。釣り情報雑誌によると、小さな川の流れ注ぐ辺りがクロダイ釣りのポイントらしいが、今日は誰もいない。駐車場脇の岸壁で竿を出している親子連れがいたが、投げ釣りでキスでも狙っていたのだろうか。お父さんと息子さんが仲良くおにぎりを頬張りながら、のんびり竿先を眺めていた。何を釣っているんですか、と声をかけようとしたが、全く釣れていないのに声をかけるのも何だか気が引けて止した。目を手前に持ってくると、岸壁の真下に50cmくらいの大きさの魚影が映った。ゆっくりヒレを動かし、優雅に泳いでいる。クロダイではない。姿や色合いからしてシマアジのような気がしたが、まさかシマアジが、小さな漁港の浅い水深を泳ぐとも思えない。何だったんだろう、あの魚。今度、投げウキで狙ってみよう。

バイクを沼津方面に走らせて、淡島マリンパークを過ぎた直ぐのところにある小さな漁港が重寺港。沖に生簀があり、その生簀の周りにマダイやクロダイが寄ってくるという。ここでは10人ほどがカゴ釣りをしていた。すべてタモ網を用意してあったから、全員がマダイ狙いと見た。この堤防は稀に2kgオーバーのマダイがヒットするらしい。そんなのが実際釣れたらすごい騒ぎになるんだろうなあ。駐車している車ナンバーを見ると八王子や横浜ナンバーも混じっている。みなさん、結構遠いところから2kgのマダイを夢見て駆けつけているんですね。
最後は伊豆半島最大級の規模を誇る静浦港の堤防。ここもメインはカゴ釣り。魚種も多彩で魚影も濃いと情報誌にあるが、釣り人をざっと見た感じでは、何かしらの獲物を釣り上げている人は誰もいなかった。ただ、昨秋、丸々と肥えたサバを釣り上げたのを見ているので、今日は釣れないにしても、シーズンになれば結構な釣り人が並ぶようになるのだろう。今日、3港ほど回ってみて、私としては、とりあえず家から一番近い内浦港で釣果を重ねようと思った。
夕方、最初の職場で教えた三人衆がバイクを連ねてやって来た。顔を見るのは30年ぶりくらいだろうか。立派なオヤジ顔になっている。無理もない、聞けばもう直ぐ50歳だとか。そう、あれから随分な年月が経っていたんだね。みんな元気で何よりです。よく訪ねてきてくれました。ありがとう。とても嬉しかったよ。2,650歩。
写真は重寺港の様子。釣れなくても僕はいいよお父さん(あ)
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