いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

災厄を闇に散らして秋花火(あ)

 今日は、午後から「職を知ろうフェア」があって出勤。いや、タイムカードを押す出勤だと超過勤務になるので、タイムカードは押さない。だから、別に出勤しなくてもよかったが、いろんな職業を知るいいきっかけになると思い、個人的に興味があったので出勤した。

 職種は全部で38種。すごい数です。よくこれだけの数を集めたと思う。

 変わり種としては、伊豆長岡温泉の芸者さんによる正装体験。女の子が3人ほど和服に身を包み、白粉を前から後ろから塗られていた。たまたま覗いた教室がその会場になっていて、敷かれた畳の上には脱ぎ散らかした芸者衣装があって、なんとなく見てはいけないものを見てしまったようなバツの悪さを感じて、そそくさと引き上げた。とてもとても写真撮影できる雰囲気ではなかった。

 次の変わり種は、バスケットボール。これは、クラブチームのバスケットボールのコーチの仕事を紹介するもので、講師は、元ブロバスケットボール選手。奥さんもバスケット選手だったとか。私の家のご近所で、ご自宅の庭でよくバーベキューを楽しんでいる声が肉を焼く匂いと一緒に家まで届く。会場の後片付けで目が合い、お互い会釈をしたが、私が自治会の会計をやっていることは、お二人ともたぶん知らない。

 一二三荘のご主人も講師でおいでになっていた。今年はマダイの三枚おろしを実演したが、頭(かしら)を真っ二つに裂くのにいささかてこずっていた。で、三枚おろしに使っていた手拭いが私のマスクと同じ豆絞りで、それと知った途端、その場にいづらくなって退室した。ご主人は一二三荘でよく会う私を、市の職員だと思っていたらしく、私が中学校の職員だと知っていささか驚いていた。

 放送室では「FMいずのくに」が、放送室をスタジオのように使って実況生放送をしていた。ラジオでよく聞く声が校内スピーカーから流れていたが、途中にはさんだ曲も含めて全て各教室のスピーカーから漏れていたので、説明をする講師たちには迷惑だったのではないかな。

 最後にふと覗いた会場で、昨今のゲーム作成事情の説明を聴き、あるソフトを使えばプログラミングが判らなくても簡単にゲームが作れてしまうことを知って、C言語に挫折した私としては隔世の感を覚えた。

 子どもたちには、自分が将来どういう職業に就くのかを考える上で貴重な体験だったのではないかな。私にとっても有意義な時間になりました。市の商工会議所のみなさん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

 

【今日の一枚】「ドドォォォン伊豆の国」(第2回)の花火。

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 「ドドォォォン伊豆の国」とは、今夏中止になった4連夜の狩野川花火大会の代替となるイベント。夜8時から9時の間に10分間打ち上げるが、打ち上げる場所は事前に知らされない、というもの。先月の第1回は自治会の寄り合いで見逃したので、今回は見逃すまいと家で打ち上げ時間を待った。

 8時に一応デッキに出て花火が打ち上げられるのを待ったが、その気配がない。で、一旦階下に降りて、晩酌の続きを呑りながら音が鳴るのを待っていたら、8時半過ぎに複数箇所から一斉に花火が打ち上がった。

 写真は、8:46に撮影したもの。4箇所から花火が上がっているのが見えるが、実際は、画面の切れた右側(韮山反射炉方面)からも、デッキに立っている背後(大仁方面)からも、一斉に上がっていた。田中山の南側以外の三方から同時に上がった格好になる。

 時間は10分と短かったけれど、ぐるり花火に囲まれているような格好で、なかなかに壮観な花火でした。これで厄災が飛んでいってくれるといいんですが。

 イベントは第5回まで行う予定だそうだが、第3回以降の日時は未定という。「三密」を避けるためとのことだが、そういう企画を用意してくれる市観光協会のご尽力に感謝します。

 

【書】「巨観(觀)」きょかん(No.451)

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 「りっぱなみもの。規模の大きなながめ」(『旺文社漢字典』第2版)

 「巨」は取手(とって)のついたさしがねの象形。「觀」は目の周りが赤いコウノトリの象形。

 

【タイムラプス】9月12日(土)4:49〜7:23の韮山方面の雨空。38秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1304945572177039360?s=21