台風が停滞している。本体は以前として吐噶喇列島付近。台風接近中の鹿児島では各地に警報が出された。
戦後最大の台風とのことで、そんなこと言われると身構えてしまうが、実際は思ったほど大したことない。
今回は直撃は避けられないだろうと早めに準備にかかったこともあって、心に若干のゆとりも生まれた。それがよかったかもしれない。
暴風雨の進路がだいぶ西側に外れてしまって、結果として伊豆半島直撃は避けられた。こうしている間も雨こそ降れど風は弱く、とても台風の風とは思えない。夕方の買い出しも 普通にできた。
たった今、台風10号が鹿児島に上陸したとの情報を得た。
その情報を得て、これから片付けに入る。
文芸誌に、ほっこりする場面があった。共有する。
場末の居酒屋で、店主の作る小料理を箸で摘んでいた男が店を出た。
後に残された男とは警察学校の同期で気心が知れている。
残った料理は「豚の角煮」。店を出て行った男は、小料理を頼んだだけで口をつけていない。
ある警察事件の話の終わりかけにいつもそうするんだと店主が言う。
「◯◯さんはね、◯◯さんに、たまには力のつくものを食べさせたいんですよ」
じーんと来るね。
これを読みながら、晩酌をちびちび呑っている。
【書】『奥の細道』26(那須
「『いかゞすべきや。されども、此野は縦横にわかれてうゐうゐ敷旅人の道ふみたがえん、あやしう侍れば此馬のとゞまる所にて馬を返し』と、かし侍ぬ。」(訳:(野夫は)「どうしたらよかろうのう。この那須野は道が縦横に分かれ、入りくんでいて、不慣れな旅の人は、きっと道を間違えることでしょう。あなた方を乗せて馬を引いて行くわけにもいかないが、心配だから馬を貸してあげよう。この馬が動かなくなったら追い返してください」と貸してくれた。)。
しっかり手懐けられた馬を貸してくれた。よく承知したなあ。馬が戻って来ない可能性だってあったろうに。
『松尾芭蕉集』の「解説」を模写。「発句」の項。
今は俳句と呼んでいる文学形態は正岡子規が明治になって言い出した。それまでは「俳諧」と言っていた。
俳諧には「発句」というのがあって、「発句」には「立句」と「地発句」というのがある。その違いがよく判らない。
『おくのほそ道』の旅行中、直江津で行われた俳席で「荒海や佐渡によこたふ天河」と「文月や六日も常の夜には似ず」が披露され、その席の発句に芭蕉は、前者をとらず後者をとった。それがよく判らない。相対的に「俳句とはなんぞや」が、いまだによく判らない。芭蕉がどういう人かもよく判らない。
【昭和の風景】津軽弁。(No.586)
絵手紙。「な わんじゃね へふたでば。」。
「お前、わざと 屁をこいたな」の意。犬も屁をたれるんだそうです。
【タイムラプス】令和6年8月28日(水)6:54〜9:39の韮山方面の雨空。20秒。
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