いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

選考は好みなんだな水を打つ(あ)

  改めて直木賞受賞の一穂さんのスナップ写真を見てみると、いずれも顔が判らないのばかり。

 まあ別にいいんだけど、カメラマン泣かせだよなあ。私がカメラマンだったら「なに、あいつ」と思っちゃうけどね。読者だったら、いい顔見せてよ受賞したんだからと思うだろうなあ。さすが各選者はそのことについて触れない。たぶんタブー視されている。受賞に関係ないプライベートな問題だもの。

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 ここに、最終選考に残った5作品を挙げておきます。選者は、受賞作以外の作品にもコメントを寄せています。選者のコメントをいただくには最終選考まで残らないといけないということですね。それまでは、各専属編集者の独断と偏見に委ねられということですね。

①『地雷グリコ』(KADOKAWA)    青崎 有吾

②『令和元年の人生ゲーム』(文藝春秋)    麻布 競馬場

③『ツミデミック』(光文社)    一穂 ミチ

④『われは熊楠』(文藝春秋)    岩井 圭也

⑤『あいにくあんたのためじゃない』(新潮社)    柚木 麻子

 

【書】『おくのほそ道』。27(那須3)(No.1,887)

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「ちいさき者二人、馬の跡したひてはしる。独は小姫にて、名を「かさね」と云。聞きなれぬ名のやさしかりければ、 かさねとは八重撫子の名成べし 曾良  頓て人里に至れば、あたひを鞍つぼに結付て、馬を返しぬ。」。(訳:この男の子供がふたり、馬のあとについて走って来る。一人は女の子で、歩いている曾良が名前を聞くと、「かさねです」と言う。鄙には聞きなれない名の優雅さに、曾良が次の句を詠んだ。この子は鄙には珍しく優雅な「かさね」という名である。子供のことを)よく撫子にたとえるが、撫子とすれば「かさね」とは、花弁の重なった八重撫子のの名であろう 曾良  まもなく、人里に出たので、駄賃を鞍壺に結びつけて、馬を返した。)。

 「鞍壺」とは、「鞍橋(くらぼね)の、人がまたがる所。前輪(まえわ)と後輪(しずわ)との間の居木(いぎ)の上にあたる。鞍笠(くらかさ)」と、『大辞泉』(ディジタル版)にある。

 馬具一つにもいろんなのがあって覚えきれない。覚えないと、親方から容赦ない叱咤が飛んだんだろうな。

 

【昭和の風景】津軽弁。(No.587)

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絵手紙。「このまま いっぱんだすけだ かまり しねが」。

「このご飯 へんな におい しない?」の意。盛って気づく飯盛、言われて気づく書生。

「いっぱんだでね」は、よく使いますけどねえ。

 今年高校1年生の孫娘が津軽弁を話せたら、どんな話し方をするだろうか。

 

【タイムラプス】令和6年8月30日(金)7:29〜12:13の韮山方面の雨空。35秒。

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