いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ドリンクの粉末白く濁る夏(あ)

 我が家では、いま、スポーツドリンクの粉末が人気で、毎日せっせと水に溶かしている。我が家には私しかいないから、要するに私の好みでそうしている。粉末はいつも行くスーパーで見つけた。

 毎日麦茶だと飽きる。それでスポーツドリンクにした。ポ◯リじゃないよ。主治医に言うと「やめなさい」と言うに決まっているから言わない。

 その昔、♪わた◯べのジュースの素ですもう一杯♪というCMソングが流行った。我が家の茶の間に白黒テレビが鎮座したころである。

 商品も流行った。その粉末を水で溶かして飲んだのを覚えている。それを薬罐に入れて我が家の「力水」とした。

 それを懐かしく思い出しながら、メガ級ゴキがうろちょろする流しに立っては麦茶の代わりに飲んでいる。空いた水差しに作って冷蔵庫で冷やしている。あのジュース、いつの間にかなくなった。どうしてなくなったんだろう。甘くて子どもに人気だったのに。

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 台風10号が発生した。

 どうやら今度の日曜あたり伊豆半島を直撃する予報。今回ばかりはどうも避けられそうにない模様だ。それなりの対策を練っておかなくては。

 とはいうものの、なにを、どうすればいいの?

 いちばん大事なのは、私は、「安全の確保」だと思っている。まずは身の安全を確保して、住民に安心してもらうこと、それではないかと思っている。最終的に必要なのは一人ひとりの不安な気持ちを取り払うことであって、万全な防災グッズではない。だから、災害でいちばんの強みを発揮するのは、万一の備蓄品ではなく、日頃の人間の、どう? 元気してる? その一言がどれだけ勇気をもたらしてくれるか。今さら精神論でもないけれど、日頃の当たり前が当たり前でないときにとてつもないパワーをもたらす。その精神の奥底から湧き出る心を忘れてはならない。

 

【書】『奥の細道』20(日光5)(No.1,870) 

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「あらたうと青葉若葉の日の光 黒髪山は霞かゝりて雪いまだ白し。 剃捨て黒髪山に衣更 曾良」(訳:ああ、なんと尊いことよ。この青葉・若葉にふりかかる日の光は。 黒髪山は霞がかかりながら、頂にはまだ雪が白く残っている。 黒髪を剃り捨て、俗衣を墨染の法衣に着替えて、自分は今度の旅に出かけて来たのだが、この黒髪山まで来たら、ちょうど衣替えの日になった。衣替えの日に黒髪山に来合わせてみると、自分が黒髪を剃ったことが新たな思い出になることよ。曾良。)

 「あらたうと……」の句は知っていたが、同時に詠んだ曾良の句は知らなかった。芭蕉の唱える「軽み」を感じるためにも『おくのほそ道』にもっとじっくり向き合わないといけない。

 

【昭和の風景】津軽弁(No.590) 

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 絵手紙。「そたらだ ごとして なにへば」。

 「そんな ことをして 一体何になるというのか(何にもならない)。」の意。

 「なにへば」は反語の表現だけど、それと意識して使ったことがない。

 反語という表現があることは、高校の古文に触れてから知った。でも、日常では、意図せずに反語表現を使っていたんだね。

 恐るべし津軽弁。

 

【タイムラプス】令和6年8月22日(木)6:24〜9:34の伊豆長岡の空。23秒。

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