いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

短夜やディジタル墨絵描くなんて(あ)

 朝、蝉の鳴き声で目を覚ます。と言うと、そういう環境にない都会の人からは羨ましがられるが、決してそんな生易しいものではない。

 正直言って、うるさい。音量調節のできる目覚まし時計の方が余程安眠できる。

 蝉は、ニイニイゼミ。まだ、ニイニイゼミだからいい。これが、アブラゼミだったらたまんない。あの、ギラギラ油ぎったアブラゼミの鳴き声を聞いた日にゃ、読書は無論のこと呑気に午睡すらできない。

 暑さも多少和らいだ頃合いに聞くカナカナも風情があっていい。音色も涼やかで、いつまでも聞いていたいと思うが、鳴くのはたいてい朝方とか夕方の薄暗くなりかけた時間帯に決まっている。

 蝉の鳴く前は、ウグイスとホトトギスが茂みでしきりに鳴いていた。これも順番が決まっていて、鶯が鳴いた後に杜鵑が鳴くことになっている。

 ホトトギスは日本では古くから親しまれ、「杜鵑」「時鳥」「子規」「不如帰」「 杜宇」「 蜀魂」「 田鵑」など、当てる漢字も多い。また、「托卵」といって、鶯に自分の雛を育てさせたりする、ちゃっかり鳥としても有名。

 そのウグイス。やけに鳴き声がでかいと思ったら、うちの庭木の葉蔭にいた。鶯とは珍しい。写真に収めようとスマホをガサゴソやっているうちに、どこかへ飛んで行ってしまった。

 ウグイスは、春告鳥として、春に鳴くものとばかり思っていたが、夏に鳴くことの方が多い。認識を改めないといけない。

 パソコン本体の不具合が、Windowsが勝手に再起動してしまうことによる不具合と判明。操作に慣れてきたこともあって、しばらくはiPadの「はてなpro」でブログを書いてみることにした。

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【書】待賢門院堀川たいけんもんいんのほりかわ(No.1,838)

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「長からむ心も知らず黒髪の乱れて今朝はものをこそ思へ」(意:(昨夜契りを結んだ)あなたは、末永く心変わりはしないとおっしゃいましたが、どこまでが本心か心をはかりかねて、お別れした今朝はこの黒髪のように心乱れて、いろいろ物思いにふけってしまうのです)

 待賢門院堀川は、神祇伯(じんぎはく)・源顕仲(みなもとのあきなか)の娘で崇徳院の生母、待賢門院(鳥羽院の中宮・璋子(しょうし)に仕え、「堀河」と呼ばれた。息子の崇徳院は天皇在位後政略で退位させられるが、そのときに待賢門院も追放され、堀河も一緒に出家している。

 

【昭和の風景】津軽弁(No.558) 

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 絵手紙。「わ ほんずねぐ なてまた」。

 「私、おバカに なってしまったわ」

 「ほんずなし」は、「間抜け、浅はか、思慮を欠く、常識がない」の意味で使うけど、もともとは「東北の方言」として広く普及したものらしい。それが北海道にも渡った。てっきり津軽弁だとばかり思っていた。

 

【タイムラプス】令和6年7月20日(土)6:52〜11:04の伊豆長岡の空。31秒。

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