いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ローカルの貫通路幌夏軋む(あ)

 気ばかり焦って、やるべきことがやれてない。

 ただいたずらに時が過ぎるだけで、何も進展していない。空回りが続く。これじゃいけないと気ばかり焦る。その繰り返し。

 休んだらいい。

 休んで自分のやりたいことをやったらいい。

 私のやりたいことって何?

 絵を描くこと? それとも、文芸誌を読むこと? ちびちび晩酌をすること? それとも、ブログを書くこと?

 その、どれもが好き。それじゃいけない?

 絵を描くと時間が経つのも忘れるくらいのめり込む。文芸誌を読むと都会の裏社会にも触れられる。江戸の路地を歩く錯覚にも陥る。

 また、ブログを書いてると、もっと気の利いた言い回しがあるんじゃないかと頭を悩ましたり、あの人だったらどう書くだろうと想像したりする。

 そのどれもが楽しい。

 こうなりゃほとんど病気だね。もう、どうしようもない。◯◯は死ななきゃ治らないというけど、まさにその通りだ。いや、死んでも治らない、かも。

 

【きょうの一枚】講習帰りの電車内。

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 「貫通路幌」という。なんのことか。

 一般の人には聞き慣れない言葉だが、状況から推して、車両を繋ぐジョイント部分を指すと思われる。毎日電車をいじる人には当たり前の言葉でも、そうじゃない人にはなんのことやらさっぱり判らない。その仕事に従事しないと判らない専門用語(隠語)はまだまだたくさんあるような気がする。当然、辞書にも載ってない。

 その貫通路幌越しに隣の車両を見るともなく見る。そこの席の上には「優先席」のプレートが据え付けてあった。その下のソファにどっかと腰を据えて読書をしている男性がいた。蔦の絡まる図書館に似合いそうな古びたハードカバーの書籍で、俺は読書という高貴な趣味を持ってるんだと言わんばかりの様子に視線を窓外にずらした。そうか、ケータイで画面を縦にスクロールするのは読書とは言わないのか。

 

【書】河原左大臣かわらのさだいじん(No.1,775)

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 「陸奥(みちのく)のしのぶもぢずり誰(たれ)ゆゑに乱れそめにしわれならなくに」(意:陸奥で織られる(しのぶずり)の摺り衣の模様のように乱れる私の心。いったい誰のせいでしょう)

 河原左大臣は、嵯峨天皇の皇子で、源融(みなもとのとおる)のこと。成長してのち、臣籍に下って源氏の姓を受け、左大臣従一位となった。

 片思いの歌。恋してもかなうはずのない人への慕情を歌った。

 この歌は「忍ぶ恋」をテーマにした中でも代表的な歌で、在原業平の作として『伊勢物語』の最初の段にも引用されている。

 

【ディジタル画】『倫敦塔』その49(No.1,215)

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 “月を愛でる大仏さん”といった趣。不気味な感じではなく、ただ白黒の世界をディジタルで表現してみたかっただけ。もう『倫敦塔』の看板を下ろしていいかもしれない。

 

【昭和の風景】墨画(No.495)

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 絵手紙。「肴は 鯵の開きが あればいい」。

 酒を嗜む。”酒なくて何が己の人生ぞ”というくらい嗜む。

 だから結構酒の肴を作る。作ると言ってもそんな大したものではない。昔から嗜んだ鯵の開きをひと炙りするだけでいい。逆にその方が素朴な味が楽しめる。 

 

【タイムラプス】令和6年5月18日(土)6:36〜9:24の伊豆長岡の空。20秒。

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