いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

残菊の老いて夢夢地を這ひて(あ)

 焦る。 

 常に何かに追われているようで、気が休まらない。

 おかしいな。老後ってこんなに忙しかったっけ。

 もっと悠々自適にのんびり過ごせると思ってた。

 予定がすっかり狂ってしまった。

 予定? なんの予定?

 何かやろうとしてたっけ。

 私は、好きなように画を描いて、古代文字を書いて、ブログを書いて、好きなようにこの世を謳歌したいと思ってた。

 なんのために?

 愚問だな。たった一度の人生だもの自分の好きなようにしたいだけさ。それだけさ。

 好きなことをしているときが、いちばん楽しいのよ。

 好きなことをして楽しんで、それで生涯を閉じたいのよ。

 

【きょうの一枚】マツバギク(松葉菊)。

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 百日草の咲く庭をやり過ごしてくねくね坂を上ったら、今度はきれいに敷かれた玉砂利の上に松葉菊を見つけた。蝶々が舞ってる。おっ、止まった。

 こういう庭を散歩しながら眺めるのも楽しい。自分だけの時間だから、かな。

 アプリ「花しらべ」には、「名前の由来は、葉がマツバ(松葉)に、花がキク(菊)に似ることから。匍匐してマット状に広がる」とある。

 翻って、うちの濡れ縁の下に生える野菊はどうだろう。うん、まだ蕾を付けたばかり。花を咲かすのはこれからだ。水仙は? 水仙もこれから。  

 

【書】「敷」フ・しく(No.1,583)

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「尃(フ。旉は変化した形。しく意」に攴(攵)を加えて、しきのべる意。ひいて、あまねくの意を表す。(『旺文社漢字典第2版』)  

 

【ディジタル画】『道草』四十五(No.1,023)

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 「健三は時々宅へ話しに来る青年と対坐して、晴々しい彼等の様子と自分の内面生活とを対照し始めるやうになつた」。

 そんな中、彼(健三)は青年に、「仏蘭西のある学者が唱へ出した記憶に関する新説を話した」。「仏蘭西のある学者」とは、ベルクソンのことだった。

 全集注解には「日本では、明治の終わりから大正にかけて、空前のベルクソン・ブームが起こり……」とある。そんなブームがあったなんて、知らなかったなあ。

 

【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』解説2(No.303)

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 きのうの「弥治郎」さんに代わって、きょうは、その相棒の「喜多八」さん。

 十返舎一九門人・愚者一得の評には、「背が低くて下品な容貌」とある。

 

【タイムラプス】令和5年11月7日(火)6:39〜9:27の韮山方面の雨空。21秒。

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