いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

土手腹に西日照る照るローカル線(あ)

【今日の一枚】いずっぱこ(三島駅行き)。

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 きのう(9/13)市政懇談会が行われた公民館脇をいずっぱこが走る。坂の下に用があって、帰りはそこを通った。
 なんとはなしに西の空を眺めていたら、カンカンカンと踏切が鳴ったのでポケットからiPhoneを取り出して構えた。
 いずっぱこは単線で、伊豆半島のど真ん中を三島駅から修善寺駅まで縦断する。カンカンカンの電車は三島行き(上り)なのか修善寺行き(下り)なのかは通過してみないと判らない。だから、カメラをどっちに構えていいか判らない。でも、ローカル単線のいいところはそういうところだ。
 ちなみに、写真のいずっぱこは上り三島行きである。写真右側に向かって走り抜けようとしている。
 その昔、私の住む村を東北本線が走っていた。今も走っているが、新幹線ができてからは「青い森鉄道」に名前が変わった。
 東北本線が単線から複線に変わる頃、村の住民が列車に轢かれる事故が相次いだ。今、電車が通り過ぎたからしばらく電車は来ないだろうと思って線路を跨いだら、反対側から列車が来た。そういうことがよくあった。東北本線が単線だった当時は、まっすぐな線路が生活道路にもなっていたのである。
 小学生の時の私の友達もそれで命を落とした。野道でよく見かけた腰の曲がったおばあさんもそれで命を落とした。


【書】「宥恕」ゆうじょ(No.1,184)

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 「おおめに見る。恕も、ゆるす意。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「宥」は、宀(家)と、音を表す有(ゆう。かばう意→佑)とから成る。
 「恕」は、心と如(じょ。同じに見る意)とで、相手を自分と同様に見る心の意を表す。


【ディジタル画】『坑夫』 66(No.624)

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 「今度は初さんが仰向けに手を突いて、腰から先を入れる。腰から入れる様な芸をしなければ通れない程、坑の幅も高さも逼つて来たのである」。
 「仰向けに手を突いて」というのがすごいね。地獄の三丁目を越えて「自分」はとうとうそこまで来た。
 暗い坑の中を足から先に這ってゆく。その一部始終が手に取るように伝わる。読者をぐいぐい引っ張る表現力が半端ない。こういうところを見習わねば。
 足から前へ進んで、「草鞋の裏が漸く堅いものに乗」るところまで這ってきた。
 先を行く初さんが下から声をかける。
 「何で足ばかり、ばたばたやつてるんだ。大丈夫だから、うんと踏ん張つて立ちねえな。意久地のねえ」。
 「『丸で傘(からかさ)の化物の様だよ』と初さんが、自分の顔を見て云つた。自分は傘の化物とは何の意味だか分らなかつたから、別に笑ふ気にもならなかつた。たゞ『左様ですか』と真面目に答へた」。
 読んでくふふとおかしさがこみ上げてくる。漫画だねえ、こりゃどうも。


【タイムラプス】9月14日(水)6:13〜8:01の伊豆長岡の空。26秒。

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【新型コロナ】9/14(水)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→87,532(前週同曜日比 −24,604)
重症者数→412(前日比 ±0)
伊豆の国市陽性者数→38(前日比 −5)(静岡県HPより)