いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

霜月や雲うつすらと坂の上(あ)

 今日はリハビリの日。硬い診療ベッドに横たわって治療を受ける。

 右肩がまだ後ろまで回らない。回している途中で痛みが来て、これ以上後ろに回らない。

 そのことを療法士に告げたら、「病院でのリハビリは週に一度しかないので、それ以外はご自宅でやってください」とのこと。

 骨折の回復は順調だが、骨を動かす周りの筋肉がまだ硬いので、それをほぐすためにリハビリをしている。同じような運動を週に数回やるだけでも回復がずいぶん早くなるという。

 ならば、やってみるかと老人会のスタッフに相談したら、体操教室で硬い部分をほぐすのもいいし、ペタンクは肩の運動にいいと勧められた。

 「ペタンク」って何? 

 「ペタンク」とは、目標球に金属製のボールを投げ合って、相手よりちかづけることで得点を競うゲームのこと。フランスが発祥の地で今でも500万人以上がプレーを楽しんでるんだって。もともとは南フランスのプロフバンスの方言「ピエ・タンケ」に由来するらしい。

 ああ、あれか。公民館の裏庭でよくやってるやつ。いっちょ仲間入りをさせてもらうか。

 

【きょうの一枚】「乗合タクシー」乗り場③。

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 リハビリ治療のために坂下の病院まで「乗タク」を利用した。

 ここはベンチがない。だから、タクシーの到着を待っている間は近辺をぶらぶらして時間を潰す。

 べンチぐらいあってもよさそうなものだが、ない。乗り場を示す標識が側溝にかぶさっているだけだ。

 雨の日は特にタクシーを利用する傾向があるから、雨よけの屋根があってもいいかもしれない。

 雨よけねえ。一つこしらえるとなると費用が……。今度のスタッフ会で話題にしてみるけど、そんな費用なんてないよと一蹴されそうだ。 

 

【書】「稲」トウ・いね・いな(No.1,577)

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「禾と、音を表す〓(トウ。稻から禾を取り除いたパーツ。こねる意→陶)とで、こねてもちにする、粘り気のある「いね」の意を表す。」(『旺文社漢字典第2版』) 

 昔の稲って、みんな「もち」ように粘り気のあるやつばかりだったんだろうか。  

 

【ディジタル画】『道草』四十(No.1,017)

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 健三が島田家に世話になっているときは、「彼の望む玩具は無論彼の自由になつた」。島田は健三に三番叟(さんばそう)の格好をさせて喜んだ。

 「三番叟」とは、「能楽の祝言曲式三番で、烏帽子を冠った狂言方が鈴を振りながら舞う老人の舞。歌舞伎、人形浄瑠璃にも取り入れられ、序幕の前に祝儀として舞う」と全集注解にある。 

 

【昭和の風景】東海道五十三次「大津」色付き(No.297)

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 茶店の青い暖簾に白抜きで「走井」と染められている。

 店前にはこんこんと湧き出る泉があった。「走井」の地名は、たぶんそこから来たんだろう。

 ここでタライを洗っている人も、まさか、お金を出して水を買う時代が来ようとは、夢ゆめ思わなかったに違いない。

 

【タイムラプス】令和5年11月1日(水)7:00〜9:32の伊豆長岡の空。24秒。

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