いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

どこも夏乱射乱撃雨霰(あ)

【きょうの一枚】鉄人28号かるた。

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 引っ越し荷物の中から出てきた。まさかこんなところで再会するとは思ってもみなかった。どういう経緯で小田原の荷物に紛れ込んでいたのだろう。
 私がこのカルタで遊んだのは、小学校低学年ではなかったか。私が買ってくれとせがんだかどうかは覚えていない。ただ、「乱射乱撃雨霰」という読み札は今でも鮮明に覚えている。語呂がよくて、すぐに覚えた。
 私が宝物のように大切に保管していたのだろうか。きっとそうに違いない。でも、なんでこんなものを後生大事に持っていたのだろう。判らない。
 私は、陸奥湾沿岸の半農半漁の貧しい村で生まれ育った。家は二階建てよりも低く、一階半建てのような造りで、海から吹きつける北風をまともに食らわないよう配慮されていた。大概の家はそういう造りだったように思う。家が吹き飛ばされないようにと軒下を低くし、屋根には漬物石くらいの大きさの石がごろごろ乗っかっていた。
 村を東西に突き抜けるように国道4号線が走っていた。私の実家はその国道4号線に面していた。村では道のことを「けど」と言った。おそらく「県道」が詰まって「けど」になったと思われるが、国道でも県道でも私道でも、道という道は「けど」と呼ばれていた。
 ある日、家の前の「けど」で妹が車に轢かれ命を落とした。停車している車の陰から飛び出して、膨らんで走ってきた車の下敷きになった。即死だった。まだ小学校に上がる前だった。
 そんなことがあってから、実家は国道4号線から少し奥まった高台に引っ越した。私が高校2年のときである。今ここに「鉄人28号かるた」があるということは、そのときの引っ越し荷物に紛れていたということになる。が、まるで記憶にない。亡母が私の思い出の品として引っ越し荷物に加えてくれたのだろうか。
 でも、それがなぜ小田原に埋もれていたのだろう。それが不思議でならない。


【書】「鳳雛」ほうすう(No.787)

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 「①鳳凰のひな。②将来、大人物になる素質をもつ、すぐれた少年のたとえ。麒麟児。鳳児。」(『旺文社漢字典』第2版)


【ディジタル画】振り向く美女(北斎画模写)(No.229)

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 和服の紋様は、2つのレイヤーをセットにして描くとよいことが判った。が、手間なことに変わりはない。これで約1時間半。 


【タイムラプス】8月11日(火)5:59〜8:11の伊豆長岡の空。33秒。

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【新型コロナ】チェック忘れ。