今日は自治会年末大掃除で、朝8時から公民館周辺の清掃を行なった。
併行して地域づくり委員会のメンバーが門松を作る。竹を切るところから始まる手作りの門松で、私にはとても興味深かった。
そこで、改めて門松について、ここでおさらいしておきます。
なぜ正月に門松を立てるのか。そもそも門松と言うが、目立つのは竹ではないか。なのになぜ門竹と言わず門松と言うか。
それは、松は「祀(まつ)る」に通じるめでたい樹であるから。だから飾りの本体はあくまでも松ということになる。
平安時代の宮廷儀礼に「小松引き」というのがあったそうで、門松の由来はそこからきているとか。「小松引き」とは、その年の最初の子(ね)の日に外出して小さな松の木を引き抜いてくることを言い、それを長寿祈願のための習慣としたらしい。そういえば門松を立てない家は、代わりに松の枝を玄関に飾る。義父も生前は毎正月にそうしていた。あれは平安時代からの習慣だったんですね。
では、竹はいつから立てられるようになったか。
門松に竹が加わったのは、室町時代になってからで、竹も松と同じく長寿を象徴するものとして一緒に飾られるようになったらしい。
門松に使われる竹は、先端部を斜めに切った「そぎ」と、真横に切った「寸胴(ずんどう)」の2種類がある。「そぎ」は、徳川家康が生涯で唯一敗けた三方原合戦の対戦相手である武田信玄に対して、「次は斬るぞ」という念を込めたのが始まりという説があるそうな。それはたぶん後から取ってつけた眉唾だろうが、話としては面白い。
で、その「そぎ」について今日初めて知ったのは、竹の先端を斜めに切るときに、節の部分をあえて加えて切るのが本来の切り方だということ。これは区長さんから教えてもらった。つまり、そういうふうに切ると切り口に節が残り、ちょうど笑った顔に見えて「笑う門には福が来る」形になるのだそうだ。なるほどねえ。
というわけで皆さん、来年はコロナ禍に打ち勝って「笑う門には福が来る」年にしましょう。
【今日の一枚】ソーラーガーデンライト。
[昼]
[夜]
玄関脇の、半畳ほどのスペースに竹が植わってある。以前、そこに白玉石を敷いて和風庭園もどき空間を作ったが、明かりがなかった。それで昨日、ダイソーへ行ったついでにソーラーガーデンライトを買ってきた。
ソーラーだから日が当たらにゃいかんだろうと思ったが、手頃な場所がなかったので、ダメもとでサツキの植え込みの陰に刺したら、おお、幻想的な明かりが現出したでないの。湯屋から帰ってきて、ちょっぴり感動。最近の100円ショップは、なかなかどうして、侮れません。
【書】「何有」なにかあらん(No.546)
「①何もない。②どうしてむずかしいことがあろうか。たいへんやさしい。」(『旺文社漢字典』第2版)
「何」の音符は可(か)。古い字形は、人が後ろをふり向き、口を開いて、「なに、いずく」と疑問のようすを示す象形の字であった。→白川静『常用字解』
「有」は、又(ゆう)と月とを組み合わせた形。又は右手の形で、月は肉の形。有は祭肉を手に持って神に供える形で、神にすすめるの意味となる。有が侑(ゆう=すすめる)のもとの字である。有は祭肉を手に持つ形であるから、「もつ、たもつ、ある」の意味に用いる。→同
【タイムラプス】12月20日(日)5:56〜7:20の伊豆長岡の空。21秒。
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【新型コロナ】12/20(日)10:00現在(Yahoo!より)
現在感染者数→29,191(前日比+1,245)
新規感染者数→2,991(前日比+155)
死亡者数→2,880(前日比+40)