学童の揃つて萌ゆる緋のダリア（あ）

【きょうの一枚】小公園脇道のダリア。

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　アイリスの二列目にダリアが育っている。
　きょうも坂の下までカブを走らせたら、坂の途中で、長袖長靴姿で草を刈っていた。ここは地元小学生が集団登校に集まる場所でもある。
　猛暑の中、ご苦労様です。いや、ほんと頭が下がります。
　ダリアと同じ列の右側にひまわりが植わってあった。
　ひまわりで思い出すのは、ドラえもん主題歌の「ひまわりの約束」。これは、流行したその年度の中学校「感謝会(３年生を送る会)」の合唱曲に選ばれた。
　♪どうして君が泣くの　まだ僕も泣いていないのに♪
　冒頭のこの歌詞の意味がどうしても判らなかった。
　作詞は、秦基博さん。秦さんがどういう気持ちでこの歌詞を作ったかは知らない。知らないけど、私はどうしても馴染めずこの曲を歌う気になれなかった。
　馴染めない歌詞といえば、奥田民生さんプロデュースの「江戸川慕情」もそう。「チコちゃんに叱られる」という番組のエンディング曲だけど、そこに出てくる♪江戸川のせせらぎ♪ という言い方がどうしても引っかかって、晩酌しながら、「江戸川みたいな大きな川の流れは、せせらぎとは言わないよね」と孫娘に言ったら、何言っちゃってんのこの爺いという顔をされた。
　あれ、どうしたって致命的ミスだと思うけど、ミスを認めないでそのまま曲を流し続ける神経って、どういうの？　そんなことばっかやってたら、受信料払ってやんねえぞ。

【書】「軍門」ぐんもん（No.1,130）

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　「①陣営の門。営門。②明・清代、地方長官で軍政を担当する者の敬称。」（『旺文社漢字典』第2版）
　「軍」は、車と勹(いん。「くん」は変化した音。とりまく意)の変化した形冖とで、戦車で囲んで陣を作る意。ひいて、兵士の集団の意に用いる。
　「門」は、二本の柱の間で両開き左右二枚のとびら(戸)がしまっている形をかたどり、家の外囲いの出入口、「もん」「かど」の意を表す。

【ディジタル画】『坑夫』 12（No.570）

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　第12話で「自分は相当の地位を有つたものゝ子である」ことを明かす。それで紆余曲折あって「堪忍の陣立が総崩れとなつ」て生家を飛び出して坑夫になる決心をする。
　そして、あることに気づく。「自分が苦しんでるんだから、自分で苦みを留めるより外に道はない」と。つまり、今までは「往来で人と行き合つた時、此方は突ツ立つた儘、向ふが泥濘へ避けてくれる工面ばかりしてゐた」と。
　自分の苦しみは自分で乗り切るしかない。人任せではいけない。自身がどろんこになっても道を譲ってくれる人の心の痛みを感じる人になれってことだな。でも、世の中には感じない人もいるんだなあ、私も含めて。
　今回もすべてConceptsで描いた。