いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

カラス来て早渋柿の食はれけり(あ)

 今日の3校時、畑の大根を間引きした。で、間引きしたばかりの大根を技術室外の流しで洗い、クラスに戻ってみんなで食した。味噌をつけ、葉も食った。「これが酒のつまみに最高なんだ。こんなのどこへ行っても手に入らないよ。畑で大根を作っているからこその醍醐味だよ」と私が言うと、では、食べてみましょうかとなったのである。

 葉の付け根のいちばん太いところで直径1cmにも満たない小さな大根だけど、噛むと大根の辛みがほんのり口に広がって、これは美味。葉は生で食うにはどうかなと思ったが、若いから柔らかくて、これまた旨かった。味噌汁の具にしたら最高だろうな。 

 

【今日の一枚】庭の渋柿。

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 柿紅葉が散り落ちてから収穫しようと待ち構えていたら、あらかた鳥に食われて、残すところあと20個もない。たったの20個程度じゃ干し柿を作る気になれない。そのままにしておいて、鳥に食わせてやれ。

 

【書】「言及」げんきゅう(No.504)

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 「いい及ぶ。話がそこに及ぶ。」(『旺文社漢字典』第2版)

 「言」の古い字形は辛と口とを組み合わせた形。辛は刑罰として入れ墨するときに使う把手(とって)のついた大きな針の形。口は、神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形。→白川静『常用字解』

 「及」は、人と又(ゆう)とを組み合わせた形。又はての形である。人の後ろから手を伸ばして前の人を捕らえようとする形で、「追いつく、およぶ(届く。達する)の意味となる。前の人に追いつこうとして急ぎはやる心の状態を急(いそぐ)という。及の下に心をそえた形である。→同

 

【ディジタル画】海を見るー完成ー(No.91)

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 彩色して、一応完成。トレースから3日を要した。彩色には「製図ペン」と「エアブラシ」を使った。不透明度を調整することで、色の濃淡を描き分けたが、なかなかどうして、思い通りにはいかない。

 最近は、「6B(鉛筆)」ツールで下描きをせず、直接「製図ペン」で描いている。写真をトレースするのだから、それでいい。だって、私が描いているのは、いわゆる高尚な芸術とは程遠い代物だし、言ってしまえば塗り絵だもの。描いて楽しけりゃそれでいいんだし。

 幸い、今はタブレットという高度な遊び道具があって、これにお絵かきアプリをインストールすれば、あっと驚くような油絵風の絵とか水彩画風の絵とかが描けたりする。ちょっとしたアニメーションだって作れてしまう。

 私は、こういった折角の遊び道具を使わない手はないと思っていて、実際に使って楽しいから使っている。それで、どうせならブログにアップして、見てくれるだろう人を画面の向こうに感じながら、一人でも多く見てくれたら嬉しいと、それを励みに絵を描いている。

 「書」もそう。筆墨硯紙がなくても、タブレットとスタイラスペンがあれば古代文字も楽しく書けちゃう。気に入る線が書けるまで何度でも繰り返して書けるし、反故のゴミも出ない。「書」の練習にはぴったりだと思うが、主流はいまだに筆墨硯紙の世界である。早晩、中学校の書写でも全面的に使われるようになるのではないかと見ているが、今のところまだその気配はない。

 

【タイムラプス】11月6日(金)5:25〜7:13の伊豆長岡の空。27秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1324927289570721792?s=21