いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

秋霖の来て哲学の小径かな(あ)

 外は冷たい雨が降っている。こうしてパソコンに向かってブログの下書きを書きながら(10/8早朝)、小止みなく波板屋根を叩く雨音を聞いている。

 雨は夕方頃から降るかと思っていたが、だいぶ早まって、昼休みからパラパラ降り始めた。5校時の3年学年種目の練習はグランドでできたが、私が帰る頃には雨具を着なければいけない降りになっていた。

 雨は、まだ南方にいる台風14号が、秋雨前線を刺激して降らせたものと気象庁はいう。その台風の影響で、体育の部本番の10/10(土)は雨の予報。地域の学校ではコロナ禍によって運動会が中止になっていると聞く。が、うちは中止しないでやることにした。

 夏休みが明けてから合唱コンクールと併行して準備を進めてきた体育の部だが、今まで晴れていたのに、ここへきてなんでと、降る雨を恨めしく思う。が、こればかりはどうにもならない。

 1、2年生はさほどでもないが、3年の体育の部にかける意気込みは、例年と違って半端ない。それもこれも修学旅行が中止になったことが気持ちを奮い立たせているのだろう。自分たちで盛り上げていくんだと気概が頼もしい。

 10/10(土)が雨となると、体育の部は翌10/11(日)に順延になる。が、よしんば日曜が晴れだとしても、前日の雨が残っている可能性はある。そうなるとさらに順延して10/12(月)になるが、これとてどうなるか判らない。そこでもできなかったら、火曜を飛ばして10/14(水)に延期になる。

 何がなんでも「やろう」という気持ちでは職員も一致している。中止は端から考えていない。職員も、3年生に思い出を作ってやりたいと必死なのだ。

 いいなあ、こういうの。やや言い古された表現を使えば、筋書きのない青春ドラマみたいですね。中学校の卒業式が涙になるのはなんだか判るような気がする。

 それにしてもよく降るなあ。この雨で、庭の金木犀もすっかり散ってしまうだろうな。金木犀が散れば、秋は一気に深まる。そろそろ薪の準備もしなくちゃ。

 

【今日の一枚】アプローチの柵。

f:id:jijiro:20201008072401j:image

 アプローチの踏み石の脇に生えていた三尺あやめを移植し、そこに柵を打ったのが8/17。柵はプラスチック製のやつで、孫がダイソーで買い物をしたついでに2つ買ってきた。それに先週の土曜、3つジョイントして柵を長くした。それが今日の写真。どうです、ちょっとした「哲学の小径」みたいでしょ?

 

【書】「再興」さいこう(No.475)

f:id:jijiro:20201008072337j:image

 「滅びたものをふたたびおこす。ふたたび盛んになる。復興。」(『旺文社漢字典』第2版)

 「再」は、組紐(くみひも)の形。組紐を組むとき、その器具「冉」(ぜん)の上下に一を加え、そこから折り返して、また組み続ける形であることを示す。折り返すことから「ふたたび」の意味となる。→白川静『常用字解』。

 「興」は、同と𦥑(きょく)と廾(きょう)を組み合わせた形。同は酒杯。𦥑と廾はともに左右の手を並べた形。酒杯である同を両手で持ち、さらに下から両手で支え持って酒を注ぐことをいう。→白川静『常用字解』。

 「再」も「興」も、形に興味をそそられた。

 白川静『常用字解』はPDF化して「ファイル」に入れてあるから、iPhoneからもiPadからも見られる。

 

【タイムラプス】10月7日(水)5:11〜7:15の伊豆長岡の空。31秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1313966832500449281?s=21