いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ウイルスは世界最強二月尽(あ)

新型コロナウィルス感染の拡大に伴い、先日、東京マラソンの一般参加が見送られたと報道された。その後、じわじわと東京マラソンショックが各地に広がり、予定されていたイベントが次々に中止になり、中には学校の卒業式をやらない、あるいはやっても保護者が出席できないという事態にまでなってきた。

騒ぎの収束の見通しが立たない中で、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議はマスメディアを通じて、「この1〜2週間が急速な拡大に進むか収束できるかの瀬戸際」だという見解を示した。また、「一人一人の感染を完全に阻止することはできない」とも言った。要するに、これは手の施しようがない、全くのお手上げ状態と理解していいんだな。

ここで見解を公表するに至った最大の目的は、「感染の拡大スピードを抑制し、可能な限り重症者の発生と死亡数を減らすこと」だという。「感染の拡大スピードを抑制し、」とな。どうやって? これも要するに、現状ではなすすべがないということだな。スピードが遅いか速いかの違いこそあれ、拡大してるってことだな。

専門家会議では、感染拡大のリスクが高い場所を二つ挙げている。

・病院などの医療機関

・対面で腕を伸ばせばお互いが届く距離

この二つ。

病気を治す場所である病院がリスクの高い場所に挙げられている。風邪らしい症状が出たくらいで病院に来るな、ということか。家でじっとしてろ、と。

「対面で腕を伸ばせばお互いが届く距離」って、学校を含め、ほとんどの施設がそういう環境じゃないの? そんなところに近づくな、なんて無理に決まっている。これまた騒ぎが済むまで家でじっとしてろ、と言っているに等しい。

今はともかく、静かに成り行きを見守るしかない。そして、自分の命は自分で守るしかないということを、改めて肝に銘じておこう。

 

【今日の一枚】大根葉とサバ缶のしぐれ炒め+納豆。

f:id:jijiro:20200228034041j:image

葉が青々としているうちにと思って、今や得意料理となった(たった3回目のくせに)大根葉とサバ缶のしぐれ炒めを作った。鍋二つに、カミさんが作り置きしていったモツ煮込みとカレーライスがあって、それをまずは平らげなければいけないが、大根葉の鮮度を重んじて、しぐれ炒めを優先した。

フライパンにごま油を敷いて、その上に適当に切った大根葉をぶち込み、葉がしなっとなるまで中火で炒める。次にサバ缶を汁ごと入れるのがこれまでの手順だが、今日はベーコンを刻んで入れてみた。ベーコンはいつもの精肉店で買ったやつ。

ここのベーコンは私のお気に入りで、店に行くと大概買う。ここのベーコンの味を知ったら、スーパーで売られているような薄っぺらなベーコンは食えない。それだけ旨い。

ベーコンの後にサバ缶を汁ごと入れる。身をヘラでほぐし、汁をひと煮立ちさせたら砂糖を大さじ一杯ほど入れ、ポン酢を適量注ぐ。これで甘酸っぱさを出す。

こいつを皿に盛って、前もって用意しておいた大根おろしを真ん中にぼんと載せる。前回までは、これで出来上がりとしたが、今回はコンビニで買ってきた小粒納豆の1パックをこねて盛り付けた。今日の晩酌のつまみはこれ一皿で十分。なのだが、カミさんの作り置きしたモツ煮を一品加えることにした。糖尿を患っている私に大量のモツ煮をこしらえて行くなんざ、どうやら、俺を早くくたばらせたいらしい。

 

【書】「礼(禮)」レイ・ライ・れいぎ・うやまう(No.400)

▼甲骨文

f:id:jijiro:20200228034103j:image

▼金文

f:id:jijiro:20200228034112j:image

形声。もとの字は禮に作り、音符は豊(れい)。豊は醴(れい)のもとの字で、醴は[説文]十四下に「酒の一宿にして孰(じゅく=熟)せるものなり」とあり、あまざけの類をいう。儀礼のときには醴酒を使用して行う儀礼を禮といい、「れいぎ、いや(礼儀)、うやまう」の意味に用いる。(後略)<『常用字解』より>

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】2月26日(水)5:57〜7:17の伊豆長岡の空。39秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2862576473800211/?d=n