いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

半畳もあれば我が基地煤払ひ(あ)

二学期の最後の授業を終えた。ふう、これで一息つける。

長い長い二学期だったが、終わってみれば短かったようにも思う。いや、やっぱり長かったかな。

職員室では年賀状をプリントアウトしている若い先生がいた。なんでも担任が、クラスの子どもたち全員に年賀状を出すことになっているのだという。へええ、今の学校はそこまで面倒をみてやるのか。

それで、その年賀状を受け取った子どもが返事を出す場合の宛名は学校になっていて、ご自宅の住所にはなっていないという。先生方の住所を教えて、不具合なことが起こるといけないからという配慮らしい。だったら、そんなのやめちゃえばいいのに。

と言って、私はまだ何も年賀状の準備をしていない。この年末年始に孫が来るというから、今年は年賀状を出すのはちょっと無理かもしれないな。これまでずっと木版画にこだわってきたけれど、いよいよここで途切れるか。やるとしたら孫がまだ来ない25日(水)と26日(木)しかないが、そこで彫っても刷って宛名を書く時間がない。年明けの4日(土)5日(日)を使えばなんとかなりそうだけど、それだと寒中見舞いになっちゃうしなあ。やっぱり今年はやめとくか。

【今日の一枚】私の「コクピット」。

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私が家にいるときは、寝るとき、台所やトイレに立つとき、パソコンでブログの下書きをする以外は、ほとんどを畳一畳に満たないこのスペースで過ごす。ここで食事をし、読書をし、コーヒーを飲み、音楽を聴き、絵を描き、書を書き、俳句をひねる。いわば私の基地である。

その中心にあるのがiPad Proで、これを譜面台に載っけてある。アームスタンドも考えたが、Bluetoothのキーボードを使いたかったので譜面台にした。安定性はイマイチだが、キーボードをバッチンバッチン叩かなければ平気。いますよね、親の仇を討つようにキーボードを叩く人。キーボードは、音を立てないようにすーっと指を滑らせるように打つのがスマートな打ち方です。

孫が来ると、ここは孫のお絵かき場に変わります。回転皿の上にはカップや空き瓶に絵筆が挿してあり、ガラス天板の下には絵具やパレットを忍ばせてある。以前は、私もこれらの道具を使って淡彩画を描いていたが、iPad Proで絵を描くようになってからは、ほとんど孫専用になってしまった。

障子紙に魔法使いの絵を貼ってあるのは、そこの障子が破れているから。孫娘がまだ小学校に上がるか上がらないかの時分に障子を破いてしまい、自分で直しなさいよと言ったら、ノートを破いて魔法使いの絵を描き、それで破れ目を塞いだものだ。なるほど、そういう方法があったかと感心して、今でもこうして絵を残してある。もちろん障子の破れも。

 

【書】「某」ボウ・はかる・それがし(No.337)

▼甲骨文は無し。

▼金文

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会意。曰(えつ)と木とを組み合わせた形。もとの字形は木の枝に曰(神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の〓1(さい)の中に、祝詞のある形)を著(つ)けて神に捧(ささ)げ、神意を問い謀(はか)るの意味で、謀(はかる)のもとの字である。女に結婚のことを謀ることを媒(なこうど)といい、子求めのことを神に謀り祈ることを禖(ばい=こもとめ)という。某国(ある国)、某氏(ある人)、某日(ある日)、某所・某処(ある場所)のように、「それがし、なにがし(名のわからない人や物をばくぜんと指し示す場合や、名をあげずに示す場合に用いる)」の意味に用いる。

〓1(手書き画像)↓

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【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】12月23日(月)5:40〜7:16の伊豆長岡の空。23秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2725717280819465/?d=n