いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

学童のひと群れ去つて野紺菊(あ)

今日のうちに指導案の作成を終わらせようと思ったが、ダメだった。

それでも午後6時半まで頑張って半分はやった。残りは、不本意ながら、家に持ち帰り。で、持ち出し簿に「PC」と記入してノートPCを手提げバッグに仕舞う。

持ち出し簿には11/1返却のPC持ち出しが6件あった。つまりは、今日の提出締め切りに間に合わせようと家に仕事を持ち帰った人が6人いたということだ。いや、そうでない用途の人も含まれていたかもしれないが、6台のノートPCが学校の外に出るのは、中学校ならではの事情ではないだろうか。

これが定期試験前になると格段に増える。先月の中間テストは多少余裕があったからノートPCを家に持ち帰ることはなかったが、今度の期末テストは「聞き取りテスト」を加えた分、まるで余裕がない。だいたい国語の聞き取りテストなんてこれまで作ったことがない。この分だと、たぶん期末テスト前もノートPCを持ち帰ることになるんだろうな。

さて、指導案だが、研修担当の先生(指導案の提出先)に頼み込んだら、連休明けまで待ってもらうことができた。私が9月からの代打だということを考慮してくれた。ラッキー。これで連休を利用して指導案を作れる。

しかし、休日に仕事を家に持ち帰らなくてはいけないほどに中学校の現場は忙しい。それって、なんかおかしいよなあ。せめて、休日くらいは自分の好きなことに時間を費やしたいよね。と、誰もがそう思いながら、毎日仕事に忙殺されているのが中学校の先生方の実態だ。

健康だけが取り柄です、と言っている私も実のところは青息吐息で、体力気力の衰えをひしと感じている。現場の先生方の足手まといにならないように、ついていくのがやっとという今日この頃です。

 

【今日の一枚】鎌倉・長谷寺のノコンギク(野紺菊)。

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鎌倉の古刹・長谷寺は花の寺として知られる。今はホトトギスが見頃とのことだが、昨日の社会見学で引率した班の子の歩くのが早くて、ホトトギスの写真を撮る余裕がなかった。石畳の脇のノコンギクを撮るのがやっと。

 

【書】「敗」ハイ・やぶれる・やぶる・まける・そこなう(No.286)

▼甲骨文1

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▼甲骨文2

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▼金文

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貝(ばい)と攴(ぼく=攵)とを組み合わせた形。攴は木の枝を手(又=ゆう)に持つ形で、打つの意味となる。貝は南海産の子安貝(こやすがい)の形で、貴重品であって宝物とされ、古くは貨幣として使用された。この宝物を殴(う)つことを敗といい、「やぶる、傷つける、こわす、そこなう」の意味となる。また敗戦・敗北(戦いや試合に負けること)のように「まける、やぶれる」の意味に用いる。甲骨文字には鼎(てい)と攴とを組み合わせた形の字(甲骨文2)があり、鼎(かなえ=もと煮炊き用の青銅器で、祭器として用いる)に刻まれた重要な契約事項の銘文を傷つけるの意味となる。<『常用字解』より>

甲骨文1は、公卿に化けそこなった狐が、あっちへ行けしっしっと追い払われている図。甲骨文2は、女狐が色仕掛けですり寄ってくるように見え、金文は、狐の親子が木の枝にあやされて楽しんでいるように見える。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】11月1日(金)5:22〜7:23の伊豆長岡の空。30秒。

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