今日の放課後の職員室は、道徳の授業のことが話題になっていた。道徳の授業は1年から3年まで、だいたい水曜に行われる。職員室の席は学年ごとに向かい合っていて、道徳の授業が終わると、こういうふうに切り込んでみたけど子どもたちの反応はイマイチだったなどと話している。クラスによって反応はまちまちのようだ。
私は2年部に所属していて、中間テストの問題を練りながら、担任の先生方のやりとりを聞くともなく聞いていた。今日の道徳の教材は、カズこと三浦知良選手の生き方を子どもたちに考えさせるというものだったらしい。
4人の担任のうち、男性の3人はカズ選手のことをよく知っていた。かたや女性の方はサッカーのことはちんぷんかんぷんのようで、3人がカズのことを熱く語るのを、へええそうなんだとひらすら聞きに回る按配だった。
ドーハの悲劇、悲願のW杯出場目前で戦力外を宣告されるなどの挫折や失意を乗り越え、今なお現役選手としてピッチに立つカズ選手を、道徳という授業で子どもたちにどう教えるんだろう。自分の思いを述べよと言われれば述べる用意はあるが、それだと道徳の授業にならない。道徳が担任の先生の重荷になっていることは側で見ていてよく判る。中学校の担任の先生は本当に大変だと思う。
今週土曜に体育の部を控え、それが終わればすぐに合唱コンクールがあり、中間テストがあり、鎌倉遠足がある。それらの準備を同時並行でやるんだから、その労力たるや大変なものだ。さらに突発的な子ども同士のトラブルがあればそれにも対応しなければならない。それで土日は部活の試合でしょ? テストを作らなくちゃといって夜の10時11時まで学校に残るんでしょ? たまんないね。体調を崩さないのが不思議なくらいだ。
【今日の一枚】庭の甘夏。
先日の台風15号の暴風に耐えた若い甘夏。耐えたといえば黄色い去年の甘夏も、落ちずにまだ枝にへばりついているのもいくつかある。今年の甘夏もこんなに大きくなったことだし、そろそろ去年のやつはもぎ取っておくか。
本当は金木犀の写真を載せたかったのだが、今年はなぜかまだ咲いてない。例年ならもう香しい匂いを放つ頃なのに、どうしちゃったんだろう。
【書】「率」ソツ・リツ・ひきいる・したがう・おおむね(No.246)
▼甲骨文
▼金文
糸たばをしぼる形。糸たばの上下に小さな横木を通し、これを拗(ね)じって水をしぼる形で、糸たばの左右に水滴が滴(したた)る形をそえる。力を入れて強くしぼるので、「ひきいる」の意味となり、水をしぼり尽くすので、「ことごとく、みな、おおむね」の意味となる。また、卒順(服従すること)のように「したがう」の意味に用いる。<『常用字解』より>
甲骨文と金文は、水滴の数こそ違え字形はほぼ同じ。
この前、どうも背中が痛痒くて目覚ましアラーム前に目を覚まし、敷布団を畳もうとしたら敷き布団の下からムカデが這い出てきた。痛痒いのはこいつの仕業かと思ったが、話に聞くほどの激痛はない。私がガバッと跳ね起きたから、噛むのを途中でやめたのかもしれない。甲骨文を書いていて、その時のムカデの逃げる様子が浮かんだ。
【温泉】一二三荘。
【タイムラプス】9月18日(水)5:04〜7:06の伊豆長岡の空。30秒。
https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2520584367999425?sfns=mo