いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

一月を終へて隣家の里帰り(あ)

【写真】北隣の奥さんからもらった牛乳。

f:id:jijiro:20190201081707j:image
昨日の朝、朝食後の歯磨きをしていたら、北隣の奥さんが訪ねてきた。
私は、毎日の朝食を六畳和室のカウンターで摂る。カウンター前の障子戸を開き、庭の景色を眺めながらマーマレードを塗ったトーストを頬張り、インスタントスープをすする。
窓の外には、季節によっていろんな小鳥がやってきて庭木の枝を揺らす。おや、この鳥は何だろうとカメラに収めようとするが、小鳥は大抵すばしっこくて、カメラに収まった試しがない。
私の家に用がある人は、玄関まで必ずこの庭を通る。回覧板を持ってくる南隣の奥さん、宅配のドライバーさん、ものみの塔の二人組のご婦人、NHK受信料を払ってくださいの委託業者さん、クラスのいたずら小僧たちは、玄関を開ける前に必ずここを通るから、カウンターにいるだけで訪ねた人が誰かがたちどころに判る。
昨日の朝は北隣の奥さんがとおった。こんな朝早くに何だろうと玄関を開けたら、手に持った牛乳を私に差し出す。明日から一週間ほど田舎へ帰るので、よかったら使ってください、というわけだ。冷蔵庫に仕舞っておいても帰る頃には賞味期限も過ぎているし、捨てるのももったいないからね、それと、回覧板が回ってきたらうちを飛ばしてくださいと言う。用事はそこだったんですね。
たったそれだけの頼み事のために、わざわざ牛乳を冷蔵庫から持ってきてくれる。律儀な方です。お国がマレーシアの奥さんは、日本人以上に日本の近所付き合いに馴染んでいらっしゃる。こういう文化をお互い大事にしていきたいですね。隣がいい人でよかった。


【書】「變」(No.26)

f:id:jijiro:20190201081723j:image
アプリ「Zen Brush 2」で楷書を書くのは本当に難しい。終筆の右払いが思い通りの筆跡にならず何遍も書き直した。
紙だと新たに最初から書き直さなければいけないが、電子アプリだとアンドゥ機能が使えるから、気に入るまで何度でも書き直しができる。そこが利点だが、それが同時に欠点にもなる。部分的にそこだけ書き直すことはできるが、そこで全体の筆の流れがぷっつり途切れてしまうのである。書としてそれは致命的で、やはり、一字とて一つの書作品として仕上げるには、全体の流れを切らしてはいけない。
今回書いたこの字は「変」の旧字体。

最近、旧字体に凝っている。旧字体の方が新字体より書きやすいという都合もある。一目見た感じでは、画数が多くて書きづらいような印象だけど、さにあらず、逆に画数が多い字の方がバランスが取りやすいのです。そういう点では、極端なことを言えば、「一」という字が私の中ではいちばんバランスの取りにくい字ということになっています。
ちなみに「變」の漢字の成り立ちは、「言」を挟んで左右に「糸」を並べて「誓いの糸を引き合う」意を表し、下部の「のぶん」は「手でボクっと叩く」意を表す。合わせて、誓いの糸をボクっと断ち切って変化させる意味を示す。「言」のパーツは、ここでは言葉の意ではなく、取っ手のある刃物と口の象形を組み合わせたもの。


【温泉】雨につき内風呂で我慢。
雨音を聞きながら家の浴槽に浸かるのもまたいいものです。というか、雨の日しか家の風呂には入らない。
家の風呂は追い焚きができないので、浸かっているうちにどんどん湯が温くなってくる。やっぱり温泉がいいなあ。芯から温まる。


【タイムラプス】1月31日(木)6:49〜7:43の韮山方面の雨空。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10218532660209936?sfns=st
カメラを富士山方面に向けて撮影していたら途中から雨になり、急遽、カメラを軒下に移動させて韮山方面を撮った。久々の雨は、今日一日中降り続けました。