いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

紅葉且つ散る子らの声遠く(あ)

月に一度の通院。
血圧やや高め。血糖値やや高め。体重やや高め。そしてHbA1c値はこれまで順調に推移してきた数値に黄信号が灯る結果が出た。
主治医は、「これまで順調にきていたのに、前回と今回とHbA1cがちょっと高めになってきています。そこが気になるけど、もうあと一月、同じ薬で様子を見てみましょう」と言う。また、「他に悪いところがあって、それが原因で数値が上がっているということも考えられます。糖尿病の方は、胃癌、大腸癌、肺癌にかかりやすいので、この前職場の健康診断を済ませたというけれど、胃の検査をしていないようですので(私がたまたま持っていた健康診断の結果を主治医に見せた)、次回は胃の検査をしてみましょう。ついでに前立腺も診てみましょう」ということで、来月の通院は、この二つの検査もすることになった。
あと10年は生かしてもらえるだろうとのほほんと考えていたが、いやいや、身体の中はそうでもないらしい。この歳になれば病気の一つや二つは持って当たり前なのだろうが、どうか重いものでありませんように、どうかもう少し生かしてくださいやりたいことがあるんです。


【写真】学校敷地内のイロハモミジ。

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5校時、「理科」の授業で外へ出た。ひとまず外のデッキで陽に当たっていたら、担任の先生が鍬とスコップを持ってロータリーの方からやって来た。ロータリーのところに技術室から突き出た物置場所があり、そこに一輪車やら竹箒やら培養土などが置いてある。そこから持って来たようだ。
何に使うかは知らされない。知らされないまま担任を先頭に裏門から坂道に出て、通学路につながる小径に入る。それで、ある蔓の前で足を止め、なぜ鍬とスコップを持って来たかが明かされる。
自然薯を掘ると言うのである。今年赴任してきた担任の先生は車を運転しない。最寄駅との行き帰りに毎日通学路を歩く。それで自然薯の蔓が斜面のいたるところにあるのを知って、いつか自然薯を掘ろうと前々から目をつけていたらしい。
自然薯の蔓の特徴をレクチャーし、さあ探せと子どもたちを解き放す。子どもたちはこの蔓がそうなんじゃないかとか、いやそれは蔓が時計回りじゃないから違うだろうとか言いながら、雑木林の落ち葉を踏みながらあっち行きこっち行きしている。その間に撮ったイロハモミジの一枚がこれ。
眼下に大仁の街並みが見え、その向こうに岩肌ゴツゴツの城山が見える。
自然薯ですか? 掘れませんでした。これは確かに自然薯だという蔓はあったのだが、低木に絡まっていて、掘ろうとすれば低木もタダじゃ済まないと、掘るのを断念した。他の掘りやすい箇所を探しているうちに時間切れ。自然薯掘りはまたの機会ということになりました。
自然薯がどういうところに生えて、どういう蔓の巻き方で、どういう葉の形をしているのかが判って、とても勉強になりました。伊豆だからこそ成り立つ授業ですね。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】11月28日(水)5:48〜7:43の伊豆長岡の空。28秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10218011564262863/