いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

颱風の去つて学び舎富士黒し(あ)

大型で強烈な台風24号が通り抜けた。築40年のぼろ家は暴風に小刻みに震えはしたが、これといったダメージを受けずに住んだ。
夜中にバッタンバッタン音を立てていた波板屋根の音の原因が今日判った。台風の準備を万端整えていたと思っていたら、段差をつけた下の段の波板の横木を垂木に止め忘れていたのだった。そこが風にあおられて浮いた状態になっていた。風は上から吹き下ろしたのではなく、下から屋根を突き上げるように吹いていたんですね。
浮いたところをゴムハンマーで元に戻そうにも、段差の上の屋根が邪魔をしてたたけない。それで、浮いた状態の横木の下に2×4の端材をかませて調節した。その分、屋根の傾斜が前よりきつくなった。が、これとて抜本的な補修にはならず、また今回のような台風が来たら、たぶん持たない。もっと効果的は方法を考えないといけない。
他に台風の影響があったものといえば、庭の薪置き場にかぶせたシートがめくれ上がったくらいで、あとは何ともなくてホッとした。小屋も飛ばされず、甘夏の樹も倒れなかった。めくれ上がったシートは、長男が使っていた鉄棚の部品をハトメにくくりつけてかぶせ直した。薪を積み上げるときに最初からそうすればよかっただけのことを、そうしなかったことで台風に咎められたといったところでしょうか。
小屋が飛ばされなかったことで、少し自信を持った。土台に虎ロープを張り、四隅にペグを打ち付けただけの簡易仕様だが、今回の台風でビクともしなかった。この小屋はもともと薪小屋として作ったものだが、薪置き場を隣に新設したこともあって、こいつにドアを取り付けて物置小屋に仕立て直したらどうかと、ちょっと欲が出てきた。そうすれば家の中の押入れ一つ分のガラクタを整理できる。
家は特に目立つ被害はなかったが、職場の特支学級のベランダが被害をこうむった。去年の担任から引き継いだ蔓棚のプラスチックパイプがなぎ倒され、長靴置きに使っていた木箱が潰れていた。その他雑多な畑作業用品は、用心して先週の金曜の帰りに教室の中に仕舞ってあったから無事だった。それをそのままベランダに置きっ放しだったら、さらにひどい光景を見る羽目になっただろう。
復旧は、子どもたちと一緒に3、4校時の2時間をかけてやった。汚れたシートや織布、プランター類をベランダに戻そうとすると、下からゴキブリやら何やらの虫がぞろぞろ出てきて、その度にぎゃっとか、わっとか叫び、こんなところで給食を食べたくないと言いながら、それでもなんとか給食前には教室もベランダもきれいにすることができた。
台風の後始末を終えたばかりなのに、またしても大型台風25号が近づいてきていて、24号と似たコースになるんだとか。なんだなんだ、次の3連休も家に閉じ込められることになるのかあ?


【写真】台風一過の富士山。

f:id:jijiro:20181002073730j:image
中学校の玄関前から撮った今朝の富士山。
今日から10月、もう2週間もすればこの黒富士の頂が初冠雪で白くなる。


【タイムラプス】10月1日(月)5:40〜7:32の伊豆長岡の空。28秒。
 https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10217537353847899/