いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

幼子の墨擦る朝の風死せり(あ)

孫たちはママに、「(伊豆へ行ったら)じぃじにプールに連れて行ってもらいなさい」と言われたとかで、しっかり水着を用意していた。

プールは最寄りの駅から少し修善寺寄りのところにある。家から歩いて20分ちょっとだが、プールを利用するときは大抵カミさんの車で送迎してもらうことにしている。

一度、カミさんが昼から仕事で、送ってもらったはいいけど迎えが来なかったということがあった。そのときは、プール近くのマクドナルドで昼食を摂ったのだったが、そこで孫娘がプールの疲れで寝込んでしまい、家にたどり着くまでえらい難儀した。

結局、駅のタクシー乗り場からタクシーで帰ったのだったが、そこまで孫娘をおんぶし、プールグッズを持ち、お兄ちゃんの手を引きながら、なんで俺一人孫の面倒を見なきゃいけないんだと恨めしく思ったものだった。

去年は浮き輪を用意していて、それを流れるプールに浮かばせて遊んでいたりしたが、今年は、そんなものは何もない。それですぐに帰ろうと言い出すかと思ったら、意外に粘った。

プールは30分おきに10分の休憩を挟む。今日の孫どもは、4回目の休憩になるまでプールに入っていた。浮き輪もないのに、なぜそれだけプールに入ってられたかというと、シンクロナイズドスイミングごっこをしていたのである。

腕を水平にしてポーズをとり、水中ででんぐり返って両脚を閉じたり開いたりする。私は審査員役を仰せつかり、その演技にいちいち点をつける。孫どもは私から満点をもらいたくて、なるべくしぶきを立てないようにするから見ててと難度を上げる(それって、飛び込みだろう)。

とかなんとかしているうちに、あっという間に4回目の休憩時間がきてしまった。しかし子どもは、遊ぶ道具がなけりゃないで、いろいろ考えるもんですなあ。

孫は夕方からミニバスケの試合があるとかで、カミさんの車で午後3時過ぎに帰っていった。大丈夫かな。ちゃんと試合できたかな。

 

【写真】デッキで書写。

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朝、デッキに出てiPhoneでブログを書いていたら(孫が寝ている部屋にパソコンがあるのでパソコンは使えない) 、早起きの孫娘が上って来て「じぃじ、習字をやるからお手本書いて。昨日の約束だよ」と言う。確かに約束したけれど、朝の5時、ですよ。早すぎるでしょ。
学校から持って帰った課題は「税」の一字。これは以前、お兄ちゃんにも書いてやった。
そのうちお兄ちゃんが起きて来て、「じいじ、俺にも書いて」と言う。小学6年生のこちらは「電子申告」。ところが、最初の「電」の字がどうしても上手く書けない。そのうちイラつき出した。「電」を書き損じては半紙をくしゃくしゃ丸める。それを10回ほど繰り返したあとで、課題を「青色申告」に変えてなんとか仕上げる。
昨日は図画、今日は書写。これで夏休みの宿題を二つ終えたね。あとは流れるプールでたっぷり遊ぶ。それが伊豆の夏休みの流儀だ。


【温泉】一二三荘。