いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

庭の孫プール遊びの水浸し(あ)

【今日の一枚】庭のビニールプール。

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 お兄ちゃんはパソコンでゲーム、孫娘はカウンターを占拠してお絵かき、居場所を奪われた私は、小屋からハンモックを取り出して、ゆらゆら身をまかせながらメルマガを読むことにした。

 そこへ、「じぃじ、どこ?」と私を呼ぶ孫娘の声。「ここだよ」と居場所を知らせてしまっては、もう私の時間はなくなったも同然。孫娘は例の下駄を突っかけてハンモックの私に寄ってくる。手には昨日100円ショップで買った水風船を持っている。

 あれ? おかしいな。100円ショップのレジに並んでいるカミさんのカゴに、お兄ちゃんがちゃっかり水風船を忍ばせようとしているのを見つけて、「ダメだよ」とたしなめて商品を棚に戻させたはずなのに、水風船は巧みにレジを通過していた。私の見ていない隙に孫娘が再びカミさんのカゴに入れたらしい。見事な兄妹の連携プレー(と、感心している場合ではない)。

 孫娘が手に持った水風船は、パンパンに膨れて今にも水が弾けそうである。と思ったのも束の間、孫娘がブランコに腰掛けようとしたら、ブランコに尻を乗せそびれて地面に尻餅をついてしまった。それで手に持っていた水風船が勢いよく破裂してしまった。

 孫娘は、着ていたシャツとスカートがぐっしょり濡れて、尻は泥だらけ。その騒ぎを聞きつけたお兄ちゃんは、現場を見てゲラゲラ笑う。そして、自分も参戦すると言って孫娘に水風船のありかを尋ね、水風船の大量生産に取り掛かる。

 ちょうど掃除に取りかかったカミさんは、お兄ちゃんがパソコンから剥がれたのをこれ幸いとばかりに掃除機をかける。着ているものがずぶ濡れになったところで構やしない、掃除がはかどってかえって好都合と言わんばかりに孫を私にまる預け。

 二馬力の強みはここにある。私が孫と遊んでいる間に洗濯が済み、掃除が済み、食事の支度が済む。

 孫たちには「流れるプールは、今年はコロナの影響でやらないから」と前もって伝えてあった。だから、今回は水着を用意して来ていない。が、ここ連日の猛暑日だもの、しかも、昨日の浜松では最高気温41.1℃を記録しているのだもの。くらくらとろけてしまいそうな暑さの中で、水遊びをするなというのも酷な話で、濡れた衣類は洗えばいいさとばかりに小屋からビニールプールを取り出して膨らませる。

 水は外用蛇口に水撒きホースを噛ませ、梅の枝を這わせてプールに滴るようにした。これで木陰での水遊びの準備が整った。

 孫どもは手分けして水風船をしこたま作り(40個はあったろうか)、それらをプールに沈める。その後、自らプールに入り、シャツの中に水風船を入れてマッチョな体を作る。「じぃじ、見てて見てて」というから見ててやると、シャツに入れた水風船を、鶏が卵を産み落とすようにしてバラバラと下へ落とす。そうするだけで十分に可笑しいらしい。何が可笑しいかさっぱり判らないが、安上がりに楽しんでくれるからこっちも気が楽だ。

 ひとしきり水浴びを楽しんだ後、昼食になる。昼食はカミさんが用意した。孫の世話が一馬力だったら、「お昼まだ?」という腹ぺこの孫をひとまず黙り込ませ、プールの後始末をしながら、お昼は何を食べさせようかと考えたりするが、そんなことを考えなくて済むだけでも二馬力はありがたい。

 てなわけで、今年の孫との夏休みも今日で終わった。午後4時半過ぎ、孫どもはカミさんの車で小田原へ帰って行った。車を見送り家に入って、ゲーム機のアダプターがコンセントに差し込んだままになっていることに気づき、慌ててカミさんに電話。たぶん運転中は電話に出ないだろうと思ったら、出た。たまたま帰る道の途中でコンビニに寄ったのだという。忘れ物のことを告げると、今から取りに戻るからと言ってUターンして来た。で、再び出発したのが午後5時半過ぎ。箱根連山はガスって見えなかったが、さてさて、一行は明るいうちに箱根峠を越えられただろうか。

 

【タイムラプス】8月18日(火)4:48〜7:35の伊豆長岡の空。20秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1295892984722944000?s=21