いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

五月闇奈辺睨むや仁王像(あ)

【写真】蔵春院山門の阿形像と吽形像。

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蔵春院は昭和22年の火災で全焼し、昭和53年に新たに落慶をみたという。その時に仁王像二体を日本の仏師でなく中国に発注したらしい。一見古そうに見えるけれど、その歴史は浅い。しかも中国の人に頼んで相場よりも安く彫ってもらったというから、なんだかなあ、である。

【淡彩画】古い町並み(No.86)

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ポイントは「軒先や路面の形は手前に向かって広がる放射状に描き、奥の方に向かってすぼまるように描く」こと。
これも遠近法。木造商家の描写もさることながら、植え込みの緑の描写に苦戦。樹木はだいぶ描いてきたはずなのに、未だにコツがつかめないでいる。
背後の山の緑は、塗った色が濃すぎたので、水で湿らせてからティッシュで拭いて淡くした。

【水晶苑】14:53〜16:26(3→3人)
行ったら、市のマイクロバスがちょうど到着したところだった。スタッフが全員(といっても3人だけど)玄関先に出て、バスに乗り込む施設利用者に声をかけている。それで受付はもぬけの殻。そのうち私に気づいたスタッフの一人が受付窓口まで小走りで戻ってきた。
「今の団体さんは、皆さん市のバスで来られるんですか?」と受付の人に訊くと、「ええ、午前中に来た人たちを、バスが3時に迎えに来るんです」と言う。そうか、板敷きの広間で♪青春の城下町♪(梶光夫)の曲に合わせて体を動かしていた人たちは、市のマイクロバスに乗ってやって来るのか。水晶苑は通所リハビリセンターみたいな役割も担っているのかな。
今日は私の方が看板氏よりも先だった。先に湯船に浸かっていた私に挨拶をすると、看板氏はいきなり蔵春院の話を始めた。私が昨日蔵春院に行った話の続きをしようというのである。
蔵春院のことを地元の人は「大寺さん」と呼んでいる、ちょうど家に蔵春院の行事案内があったので差し上げるつもりでコピーして持ってきた、と言って、そもそもの寺の歴史を語り始めた。
蔵春院は小田原の大雄山・最乗寺から禅師を招いて開山した、修善寺修禅寺、中伊豆の最勝寺と並んで伊豆三名刹の一つに数えられている、本堂横の観音堂に記名で幟旗を奉納できる(一基3,000円は安い)、本堂の上に巨岩に彫られた石仏観音があって、それは大寺さんにお世話になった僧たちが彫ったもの、などなど相当にお詳しい。
先に湯から上がってラウンジで待っていると、看板氏が「長谷観音御開帳法要並びに西國三十三観音巡拝」と書かれたプリントをくれた。6月11日(日)午前10時から行われると言う。本堂内で掛軸仏を巡拝し、その後で石仏観音の参拝をするとのこと。よかったら是非と勧め、プリントまで用意してくれるあたり、看板氏は蔵春院とはだいぶ近しいお方なのかもしれない。
今日はクラリネット3時半氏の奥さんと初めてお会いした。水晶苑に通い始めてから、また新しい人とのつながりができて嬉しい。あとは囲碁サークルへの仲間入りのタイミングだが、夏休みに学童のお手伝いをすることを考えると、声をかけるのはそれが終わった秋口あたりかなと思っている。仲間に入れてくださいと頼んだそばから一月半顔を出さないのもどうかなという気がして。

【タイムラプス】5月23日(火)6:12〜8:35の伊豆長岡の空。35秒。

【歩数】1,003歩。