いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

宵闇や孫を手料理にて待てり(あ)

【写真】手作り「のりっこチキン」。

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小田原の孫がママの車で伊豆へ来ると連絡があり、急遽晩ご飯を何にしようかと考えてクックパッドを参考にした。

冷凍食品に「のりっこチキン」というのがあり、子どもが好きなのだという。それで、クックパッドに投稿した人は「息子に冷凍食品より美味しいと言わせたくて」作ったと書いてあったから、ならば私も孫に美味しいと言わせようとチャレンジした。

結果、孫に「美味しい」と言わせることができた。ケッケッケ、どうじゃ爺の料理も捨てたもんじゃないだろ。


水墨画】猫と瓢箪(No.60)

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これは描いて面白かった。

なるほど、水墨画にはこういう描き方もあると知った。


【温泉】水晶苑。

洗濯をして遅れた。時計は3時半。今から行っても温泉に少ししか浸かれないから今日は水晶苑をやめようかと思ったが、どうしても行かなければいけないわけがあった。

昨日、看板氏に「先生(私)のような人の記事が新聞に載ってるから、コピーして明日持って来るよ。明日来る?」と訊かれ、「はい」と返事していた。

水晶苑に着いたのは午後3時45分。看板氏の奥さんが外のベンチに腰掛けていた。「こんにちは。今日はもう上がりですか?」と声をかけて中に入ると、受付の記名ノートは既に片付けられていた。こんな時間に入浴する人はいないのだろう。

ラウンジを通ると、そこに看板氏がいた。私の知らない人と衆院選挙の話をしている。私が来るのをそこでずっと待っていてくれたのかと思うと、とても申し訳ない気がした。

「すみません、遅くなりました」と言ったら、看板氏は待ってましたとばかりに新聞切り抜きを取り出して私にくれた。2片ある。コピーではなかった。

その場でさくっと読んで二言三言感想を言うべきところだったが、時計が入浴終了の4時に迫っていたので無礼して脱衣所に急いだ。

湯から上がり、ラウンジのテーブルで冷水を飲みながら切り抜きに目を通す。切り抜きは2片とも読売新聞のものだった。一つは、公立小中学校で非正規の教員が不足している、という記事(9/26付)。もう一つは、「教育ルネサンス」というシリーズの連載コラム(9/29付)。

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どちらも非正規雇用教員の実態を記したもので、なるほど昨今の教育現場はそういう状況なのかと、私の現在置かれた立場も含めて改めて感じ入るものがあった。そして、こういう記事を私に読ませるためにわざわざ切り抜いて取っておいてくれる看板氏は、私にはとてもありがたく貴重な存在だと映るのである。

今年4月に晴れて伊豆の国市民となり、水晶苑に通い始めていろんな人と出会った。中でも看板氏と知り合いになれたことはとても幸運だった。看板氏を通じてアマデウス3時半氏の演奏会に出かけるようにもなったし、囲碁サロンの仲間入りもできた。

今は、仕事の関係で囲碁サロンに顔を出す機会はめっきり減って寂しいが、これまでのあやめ湯の人情とはまた違った大仁の人懐こさに触れて、とても心温まる日々を過ごしている。この先どうなるか判らないけれど、とりあえずは充実した毎日を送っていると言えよう。


【タイムラプス】9月29日(金)5:17〜7:29の伊豆長岡の空。32秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10214361780340546/



【歩数】3,458歩。