いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

マフラーを顔に巻く子の家路かな

このところ寒い日が続いて朝起きるのがきつい。4時のアラームで目を覚ますが、寒すぎて布団から出る気がしない。手を伸ばして枕元に置いてある石油ヒーターのスイッチを入れて部屋が暖まるのを待つ。

伊豆は温暖気候と思われがちだが意外に寒い。それに我がぼろ家は隙間風が四方八方吹きまくるから、この上なく寒い。寝間の1階和室は畳の隙間から外の寒気が忍び込むから、ヒーターを点けても足の爪先がちっとも温まらない。炬燵に足を突っ込めばいいのだろうけれど、私は炬燵が嫌いで藤沢でも使ったことがない。カミさんは炬燵置いたらと言ってくれるけれど、薪ストーブがあるから別に要らないと断ってきた。

とは言っても薪ストーブは朝には焚かない。出勤前の慌ただしいときに薪ストーブなんか焚いていられない。わさわさ動き回るから炬燵にぬくぬく入ってもいられない。石油ヒーター一つあれば部屋の温度も15℃くらいにはなる。朝はそれで十分。昼は家にいないし、夜は薪ストーブを焚くし、結局炬燵なんて要らない。あっても邪魔になるだけです。

石油ヒーターを点けて部屋が暖まるまでの間、布団に温まったままブログに書く内容を思い巡らす。書く内容がぱっと出てくることもあるが、大概はすんなりと出てこない。出てこなくても、布団をたたんで押入れに仕舞い、ヒーターの前の折りたたみチェアに座ってiPhoneをいじっているうちに、800字くらいにまとまりそうな内容が浮かんできてくれたりする。あるいは、あやめ湯の浮世話とか写真の説明とかを書いているうちに800字を超えてしまうこともある。実にたわいのない中身のないこととは思いながら、ええい書いてしまえと、そのときの筆(指)に任せて書いてしまう。

毎日ブログを書いていると、こんなことを書いて何になるのかといった思いに駆られることが何度もある。いや、たぶん毎回かもしれない。でも一方で、書きながら、「読んでるよ」と言ってくれるあの人この人の顔をついつい思い浮かべてしまうんです。浮かんじゃうともう何としても書かなくちゃと思ってしまう。それが今の私の励みとなっています。日々坦々と生きる日常に、昨日まで知らなかった今日の新しい発見を見つけながら、これからも些細なことにこだわって書き続けていこうと思います。

今朝起きたときは、タイトルの俳句(もどき)のことを書くつもりでいたのに、全然違う方向へ話が行ってしまいました。ま、いつものことですけど…。これに懲りずに、もうしばらくお付き合いください。

写真は、田京駅の自転車駐輪場から見た今日の富士山。ここで自転車の盗難に遭った。ちょうど上り下りの両方の電車が着いたところで、高校生たちが白い息を吐きながら家路を急いでいました。(あ)

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15,235歩。